米倉斉加年さん死去 俳優や画家として活躍

独特な存在感で知られる俳優や画家として活躍した米倉斉加年(よねくら・まさかね)さんが8月26日、福岡市内の病院で死去した。
高鍋町美術館

独特な存在感で知られる俳優や画家として活躍した米倉斉加年(よねくら・まさかね)さんが8月26日、福岡市内の病院で死去した。80歳だった。47NEWSなどが報じた。

舞台を中心にテレビや映画などで幅広く活躍した俳優で演出家の米倉斉加年(よねくら・まさかね)さんが26日、福岡市内の病院で死去した。80歳。福岡市出身。葬儀・告別式は近親者のみで行う。喪主は妻テルミさん。後日、お別れの会を開く予定。

(47NEWS「俳優の米倉斉加年さんが死去 演出家でも活躍」より 2014/08/27 08:36)

米倉さんは福岡県出身。1957年に劇団民芸の演劇研究所に入った。その後はテレビや映画でも活躍し、後にNHKの大河ドラマ「勝海舟」や映画「男はつらいよ」などにも出演した。その多彩な演技歴について、スポニチは以下のように振り返っている。

劇団民芸の演劇研究所や劇団青年芸術劇場などを経て、民芸で「ゴドーを待ちながら」などに出演。宇野重吉さんの相手役などを務め、2000年に退団するまで、劇団の中心俳優、演出家として活躍した。

舞台「放浪記」では、森光子さん演じる林芙美子の友人白坂五郎役を長年にわたり演じた。他の代表作に「リア王」「大司教の天井」「オットーと呼ばれる日本人」など。07年に劇団「海流座」を立ち上げ、代表を務めた。

くせの強い悪役や存在感のある脇役など、重厚な演技で知られ、テレビではNHKの大河ドラマ「三姉妹」「勝海舟」「花神」や連続テレビ小説「ちりとてちん」などに出演。映画は「動乱」や「男はつらいよ」シリーズなどで知られた。

(スポニチ『俳優の米倉斉加年さん死去 「放浪記」「男はつらいよ」などに出演』より 2014/08/27 08:19)

絵本作家としても活躍し、「魔法おしえます」「多毛留」でイタリアのボローニャ国際児童図書展グラフィック大賞を2年連続で受賞している。 「ドグラ・マグラ」や「犬神博士」など角川文庫版の夢野久作作品の表紙も、米倉さんの手によるものだった。

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