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成田空港、国内線利用者からも空港利用料を徴収検討 大人1人900円程度

2014年09月09日 19時59分 JST | 更新 2014年09月09日 20時09分 JST
Travelasia via Getty Images

成田国際空港は9月9日、国内線の利用者からも空港利用料(空港税)を徴収する方向で検討していることを明らかにした。これまで国際線のみだった徴収対象を2015年3月からは国内線の利用者まで広げ、大人1人あたり往復800〜900円程度を徴収する案が出ているというMSN産経ニュースなどが報じた。

国内線旅客から新たに求めるのは「旅客サービス施設使用料」。手荷物カートの利用やフライト情報の提供などのサービスに伴う対価として徴収する。旅客は航空チケットの発券時、運賃に上乗せする形で施設使用料を支払うという。
 
成田空港会社は来年3月末の完成を目指して格安航空会社(LCC)専用ターミナルの整備を進めており、国内線旅客からの施設使用料の徴収は同ターミナルの供用開始に合わせる案が出ている。羽田空港や関西空港、中部空港も国内線旅客から往復580~770円を受け取っており、成田空港も往復800~900円程度で調整している。
 
(MSN産経ニュース「成田空港会社、国内線旅客からも施設使用料を徴収で調整 LCC増加で」より 2014/09/09 11:23)

47NEWSによると、日本航空(JAL)や全日本空輸(ANA)の利用者は、大人1人往復900円程度で調整しているが、LCCの利用者はこれより低い金額になる見込みだ。徴収した空港利用料は、ロビーでパソコンを使うための電源の設置や、トイレの改良などの費用にも充てられるという。

成田利用の国内線旅客は2013年度は517万9000人。LCC就航前の2011年度の192万6000人から2年で2倍以上に増えている。利用客はさらに増えると見込みで、2013年度中にはLCC専用ターミナルを整備する予定だ。新ターミナルは、国際線と国内線が同じ場所を利用できるのが特徴で、年間750万人程度のLCC利用客を受け入れ可能にするという。

成田空港は2014年で開港36年となるが、2014年3月末に行われた羽田の国際線発着枠拡大の影響で、成田発着便の国際線は減便が相次ぎ、存在感の低下を懸念する声も上がる。

国際線への期待に代わって国内線LCCへの期待も高まるが、現在検討されている国内線空港利用料の案は羽田空港や関西空港、中部空港よりも若干高めなこともあり、インターネットでは不安の声も出ている。

■国内線利用者向け空港利用料(往復)の比較

  • 羽田空港:大人(満12歳以上)580円、小人(満3歳以上12歳未満)280円
  • 関西空港:大人770円(出発時410円・到着時360円)、小人(満3歳以上12歳未満)なし
  • 中部空港:大人620円、小人300円
※大人:満12歳以上、小人:満3歳以上12歳未満

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