ドコモ、機械翻訳の「みらい翻訳」設立 TOEIC700点以上の精度目指す

NTTドコモは韓国企業らと組み、機械翻訳の合弁会社を設立すると発表した。TOEIC700点以上の翻訳精度をめざすという。
Reuters

NTTドコモ

新たに設立するのは「みらい翻訳」。資本金は9億9000万円で、ドコモが51%、シストランが30%、フュートレックが19%出資する。設立は10月下旬を予定。社長にはドコモの栄藤稔執行役員R&D戦略部長が就任する。翻訳には独立行政法人・情報通信研究機構の多言語翻訳エンジンとNTT

設立当初は日本語と英語、中国語、韓国語を中心に展開、将来的には対象言語をベトナム語、タイ語、インドネシア語などに広げていく。

ドコモによると、日英の機械翻訳の精度は現在、国際的な英語力試験「TOEIC」で600点程度に相当するという。合弁会社は2016年度に一般企業の国際部門社員に求められる水準とされる700点以上の翻訳精度をめざし、「2020年には言語バリアフリーの世界を実現したい」(栄藤執行役員)考えだ。[東京 29日 ロイター] -

(志田義寧)

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