韓国南西部で遊覧船が座礁 乗客・乗員109人は全員救助される

韓国南西部の全羅南道・紅島(ホンド)沖で午前9時14分ごろ、遊覧船「バカンス号」が座礁した。韓国の報道によると、事故16分後には、乗客・乗員109人全員が救助された。負傷者はいないという。
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韓国南西部の全羅南道・紅島(ホンド)沖で午前9時14分ごろ、遊覧船「バカンス号」が座礁した。韓国の報道によると、事故16分後には、乗客・乗員109人全員が救助された。負傷者はいないという。

韓国のニュース専門テレビ局YTNによると、事故が起きたのは紅島の東約200m。バカンス号からの救助要請を受けて、付近にいた別の遊覧船や漁船などが救助活動に乗り出し、早期の救助につながったという。

バカンス号は1日3回、約2時間の遊覧コースで運行されており、座礁したのはこの日最初の運行だった。目撃者の一人は「バカンス号が岩に乗り上げ、船尾側に傾いた」と話しているという。韓国海洋警察が原因などを調べている。

聯合ニュースによると、バカンス号は1987年7月1日に日本で建造された。総重量171tで定員355人。今年春には老朽化を懸念した地元住民から、遊覧船運航の不許可を求める嘆願書が出されていたが、300人以上の死者・行方不明者を出したセウォル号沈没事故後の2014年5月に、2023年4月までの運航免許が出されていた。

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