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イスラム国、大学生が参加を計画 「勤務地:シリア」アキバの古書店に怪しげな求人

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Twitterに投稿された古書店に貼られていたと見られる求人 |
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イスラム過激派組織「イスラム国」の戦闘に加わるため、シリアへの渡航を計画したとして、北海道大に在籍している男子学生の関係先が捜索を受けた事件で、男子学生は東京・秋葉原の古書店に掲示されたシリアへの渡航を呼びかける貼り紙に応じ、シリアへ渡航しようとしたことがわかった。

公安部は10月6日、学生の旅券を押収。関係先数カ所を家宅捜索し、「勤務地:シリア 詳細:店番まで」と書かれた求人を掲示していた古書店の関係者からも事情を聞いた。朝日新聞デジタルなどが報じた。

求人に関わったとされる古書店関係者は日本人の男性。朝日新聞の取材に対して、求人広告を掲示したことを認め、「イスラム法学が専門の元大学教授に渡航希望者を数人紹介した」と話している。

元大学教授も古書店関係者から「『イスラム国』に行きたい大学生がいたら紹介したい」などと相談を受けたことを明らかにしたうえで、「自分から『イスラム国』行きを勧めたりはしない」と話した。元教授はこれまで数回、調査などで「イスラム国」の支配地域に入ったことがあり、現地の様子を発表している。

「勤務地:シリア」アキバで求人 イスラム国参加計画:朝日新聞デジタル 2014/10/07 05:22)

この古書店を訪れたとみられる人物が9月に「勤務地:シリア」と書かれた求人の貼り紙の写真をTwitterに投稿していた。写真には他にも「勤務地:新疆ウイグル自治区 職種:警備員」という求人もあった。

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毎日新聞によると、家宅捜索先となった杉並区の一軒家では、男子学生を含む20〜30代の男性4人で共同生活をしており、同居していた31歳の男性も任意聴取を受けた。

任意聴取を受けた大学生と同居している男性(31)によると、杉並区の一軒家は借り主と大学生を含む20〜30代の男性4人が共同生活をしている。大学生とはツイッターで知り合ったといい、大学生は約2カ月前に北海道から引っ越してきた。6日の捜索で公安部は大学生のパソコンやイスラム関係の書籍などを押収したとみられるが、取材に応じたこの男性を含め大学生以外の3人は聴取を受けておらず、事件とは無関係とみられる。

都内の自宅の家宅捜索を受けたフリージャーナリストの常岡浩介さん(45)は毎日新聞の取材に対し、「北大生は以前から取材をしていた人物で、実際にイスラム国へ向かうのなら取材のために同行するつもりだった。任意で事情を聴きたいということだったので拒否した」と話した。(中略)

ただ、学生は軍事マニアで本気で渡航を希望しているかは疑問に感じたという。

イスラム国:北大生ら参加計画 警視庁家宅捜索 - 毎日新聞 2014/10/07 07:49)

■適用は極めて異例 刑法の私戦予備および陰謀罪とは

今回、男子学生に疑いがかけられた刑法の私戦予備および陰謀罪とは、外国に対して私的に戦闘行為をする目的で、その準備や陰謀をした者を、3カ月以上5年以下の禁錮刑に処するとしている。ただし、自首した者には刑が免除される。

公安部は「適用事例はおそらくないが、国際的な動きに対応して捜査を進めた」と説明したという。

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