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「私たち、熟年のレズビアン?」最高に不器用なヒロインが愛らしい映画『フランシス・ハ』【画像】

2014年10月10日 16時14分 JST | 更新 2014年11月28日 23時34分 JST
映画「フランシス・ハ」公式サイト

アメリカで、小規模映画ながら口コミで広がり、233館上映に拡大し異例のヒットを遂げた、不思議なタイトルのモノクロ映画「フランシス・ハ」が、9月13日から東京・ユーロスペースほかで公開されている。

本作は、タランティーノ監督が「2013年の映画ベスト10」に選出したほか、「ニューヨーク・タイムズ」や「ロサンゼルス・タイムズ」など各紙が絶賛。監督は、「イカとクジラ」でアカデミー賞脚本賞にノミネートされた、ノア・バームバック。共同脚本も手がけた主演のグレタ・ガーヴィグは、本作でゴールデングローブ賞女優賞にノミネートされた。

舞台は、ニューヨークのブルックリン。ヒロインは、親友ソフィーとルームシェアする27歳の見習いダンサー、フランシス。彼氏と別れても、ソフィーと「私たちって熟年のレズビアンのカップルみたい」と笑い合うほど、今の暮らしを楽しんでいた。

francesha

ある日、ソフィーに同居解消を伝えられてから、歯車がくるい始める。ソフィーに恋人ができ、まわりの友人たちも次第に落ち着いていくなか、ダンサーの芽が出ず、焦りを覚えるフランシス。自分の居場所を探し、人生を見つめ直すために、暴走する――。

映画「フランシス・ハ」画像集

全編モノクロの本作は、華やかなニューヨークを舞台にしながら、登場人物たちのキャラクターや心を、より鮮明に浮かび上がらせる。踊って、笑って、転んで、すっ転ぶ、不器用な彼女の姿は、見る人の共感を呼ぶ。

監督は「A.V.club」のインタビューで、魅力的なヒロイン・フランシスに「ロマンティックで、新鮮で、喜びに満ちて、おかしくて、切ない映画を用意したかった」と答えている。

彼女はヒーローだと思う。僕が目指したビジュアル的なアプローチの一つに、映画的な体験を作るということがあった。でないと、平凡なキャラクターになってしまうからね。僕は彼女にロマンティックで、新鮮で、喜びに満ちて、おかしくて、切ない映画を用意したかったんだ。僕はほんとにこのキャラクターが大好きなんだ。

また、モノクロ映画にした理由について「新しい目で街を見ることができた」と語ったという。

現代的課題を扱うモノクロ映画が大好きだ。僕らが撮ったキャラクターやニューヨークの風景はとても今っぽい感じがする。その時はもっと直感的だったけど、これはモノクロであるべきだと感じたんだ。モノクロにすると、たちまちノスタルジックになってしまうと思う。(中略)モノクロで撮影することで、新しい目で街を見ることができた。

映画のラストに「フランシス・ハ」の意味は明らかとなる。本作は、順次全国公開される

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