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冨田尚弥選手、カメラ窃盗を否定 食い違う「防犯カメラの映像の内容」

2014年11月06日 21時30分 JST
時事通信社

競泳の冨田尚弥選手が、9月に行われたインチョン・アジア大会において、報道陣のカメラを盗んだとされ、韓国で略式起訴された問題で11月6日、冨田選手は名古屋で会見を開き、「盗んでいません」と疑いを否定した。

「カメラは見知らぬ男から自分のバッグに入れられた。盗んだとされる時間はほかの選手と話をしていてアリバイがあり、警察で見た防犯カメラの画像でも、自分がカメラを盗んだ場面は写っていなかった」などと説明しました。

これまで韓国での捜査で否認せず、水泳連盟にも不服申し立てをしなかった理由について、冨田選手は「韓国に残って日本に帰れなくなることが不安だった。水泳連盟には迷惑をかけたことは事実で、お世話になった指導者に不服を言いたくなかった」と述べました。

競泳の冨田選手が会見 「カメラ盗んでない」 NHKニュース 2014/11/06)

だが、起訴の決め手となった防犯カメラの映像に関して、日本オリンピック委員会(JOC)は冨田選手の行為を確認したとしているほか、事件を捜査した韓国の警察関係者も、JOCが確認したと話しており、冨田選手の主張と食い違う。韓国メディアの聯合ニュースも伝えている。

事件を捜査した仁川南部警察署の関係者は「監視カメラにスポーツウエア姿の男性がカメラを自分のバッグに入れる場面が映っていた。日本選手団のウエアであることを組織委員会に確認し、日本選手団の関係者に映像を見せたところ、日本オリンピック委員会(JOC)役員の柳谷直哉氏がすぐに男性を冨田選手だと特定した」と説明した。冨田選手を廊下に呼び出して柳谷氏が「カメラを持ち去ったのか」と尋ねると、冨田選手はすぐに認めたという。

冨田が窃盗否定 韓国警察「潔白主張うそ、JOCは説明を」 2014/11/06)

では、冨田選手のカバンにあったカメラは何だったのか。6日発売の週刊誌「週刊文春」に掲載された独占インタビューで、冨田選手は「謎の男」が自分のカバンに入れたと主張している。

プール脇の台に座っていたら、後ろから手首を掴まれた。気持ち悪っと思い、振りほどこうとしたら、男が僕のバッグの中に黒い塊を入れてきたのです

(『週刊文春』11月13日号 157p)

冨田選手は帰国後、日本水泳連盟から2016年までの選手登録停止処分を受けたほか、所属先のデサントからも解雇。今後は韓国で裁判の手続きをするという。

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