「NARUTO」15年にわたる物語が完結 漫画全700話とアニメ全220話を無料配信へ

漫画「NARUTO−ナルト−」が11月10日に発売された「週刊少年ジャンプ」50号で完結した。15年にわたる連載は完結したが、同時に、さまざまなプロジェクトもスタート。無料で漫画全700話とアニメ全200話が配信されるスマートフォンのアプリが始まったほか、映画公開や「連載完結記念 岸本斉史 NARUTO-ナルト-展」などが予定されている。

漫画「NARUTO−ナルト−」が11月10日に発売された「週刊少年ジャンプ」50号で完結した。「NARUTO」は、岸本斉史(まさし)さんが1999年9月から連載を開始。現在までにコミックス71巻が発売され、国内外での累計発行部数はあわせて2億部を超えるという人気漫画だ。15年にわたる連載は完結したが、同時に、さまざまなプロジェクトもスタートした。無料で漫画全700話とアニメ全220話が配信されるスマートフォンのアプリが始まったほか、今後は「NARUTO 新時代開幕プロジェクト」として、映画公開や「連載完結記念 岸本斉史 NARUTO-ナルト-展」などが予定されている。

「週刊少年ジャンプ」50号掲載の『NARUTO―ナルト―』第699話カラー見開き

(c)岸本斉史 スコット/集英社 (c)「週刊少年ジャンプ」2014年50号/集英社

■12月に劇場版アニメ公開、2015年には東京・大阪で「ナルト展」

「週刊少年ジャンプ」50号には、「NARUTO」の第699話と成長したナルトたちの「その後」を描いたオールカラーの第700話が掲載された。「NARUTO」は、木ノ葉隠れの里の問題児、うずまきナルトが、里一番の忍者「火影(ほかげ)」を目指し、同期のうちはサスケや春野サクラらとともに、数々の試練を経て成長する物語だ。

兄への復讐のために里を抜けたサスケと、修行を積んで忍世界の戦いの渦中に足を踏み入れたナルト、2人の少年がどのような結末を迎えるのか見守り続けていたファンからは、ネット上で「ありがとう」と15年間の連載に対する感謝の声が数多く上がった。

50号では、同じく「少年ジャンプ」で連載している尾田栄一郎さんの「ONE PIECE」扉絵に、「NARUTO」完結への隠しメッセージが描かれているほか、巻末に連載作家たちから「お疲れさまでした」との声が多く寄せられていた。

少年ジャンプでの連載は最終話を迎えたが、今後は「NARUTO 新時代開幕プロジェクト」として、多様なメディア展開が企画されている。11月10日からスタートしたのは、漫画全700話とアニメ全220話の無料配信されるスマートフォン向け公式アプリだ。漫画は毎日連載、アニメは毎週月曜日と木曜日に1話ずつ配信される。公式アプリでは、限定コンテンツや電子版限定のフルカラーコミックス(有料)も配信されるほか、プロジェクトの最新情報も発信されるという。

また、原作・キャラクターデザイン・ストーリー監修を 岸本さんが務める劇場版アニメーションの最新作「THE LAST-NARUTO THE MOVIE-」が12月6日に公開。今回の最終話から2年後のナルトたちが描かれる。

NARUTOのアート集大成ともいえる「連載完結記念 岸本斉史 NARUTO-ナルト-展」が2015年春に東京会場、夏に大阪会場でそれぞれ開催される。2015年春には、岸本さんによる番外編が短期集中連載されると公表された。

NARUTO公式アプリのiOS版はこちら、Android版はこちら

■「NARUTO」完結記念で、初回掲載の「少年ジャンプ」無料配信

一方、「NARUTO」の完結を記念して、漫画雑誌アプリ「少年ジャンプ+」では、11月23日までの期間限定で、連載がスタートした1999年の「少年ジャンプ」43号をデジタル復刻版で無料配信している。当時、掲載されていた作品は、「ONE PIECE」や「ヒカルの碁」「HUNTER×HUNTER」、「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-」「テニスの王子様」「こちら葛飾区亀有公園前派出所」などで、デジタル復刻版で読むことができる。

「少年ジャンプ+」アプリのiOS版はこちら、Android版はこちら

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