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ドワンゴ、「人工知能研究所」発足 超人的AIの実現目指す

2014年11月29日 23時56分 JST | 更新 2014年11月30日 00時35分 JST
ドワンゴ人工知能研究所

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ドワンゴ、超人的AI の実現目指す 「人工知能研究所」発足

「ニコニコ動画」などのサービスが人気のドワンゴは28日、社内研究機関として、人工知能に関わる研究を行う「ドワンゴ人工知能研究所」を発足し、所長に一般社団法人人工知能学会理事および副編集委員長の山川宏氏が就任したことを発表した。

同研究所は、人類の課題である、教育、エネルギー、環境、水資源、食糧、貧困、セキュリティ等に対して大きな貢献をなしうる高度な人工知能を日本発で早期実現することを目的に、全脳アーキテクチャや汎用人工知能に関わる研究を、産学官を含むさまざまな機関と連携して行っていく。

山川所長は、就任あいさつとして「次世代にツケを回し続けている私達は、厳しい20 年後の世界を生き抜く次世代に向けて何を準備できるのでしょうか」と問いかけ、「もし、人と同じかそれ以上に知的な機械、つまり超人的人工知能(AI)を創造し利用できれば、科学技術の進展を大幅に加速することで、環境破壊の臨界点が訪れる以前に何らかの解決を見出すことも可能になるでしよう」と、この研究活動が切り開く可能性に期待を寄せた。

SF作品ではおなじみのテーマである超人的AI の実現は、どこまで現実的なのか? 山川所長によれば「近年、脳の神経回路を模したニューラルネットワークモデルを深い階層まで積み上げることで、人の脳(大脳新皮質)のように抽象的な概念を学習できるディープラーニング技術が成功を収めました。これは機械自身が現実世界から知識表現を獲得できないという長年の課題の突破口となる画期的なイノベーションです。つまり、私達人類は、実世界情報から知識を獲得し、自律的に新たな創造を行える機械の実現に向けた、新時代の入り口に立っている」と話している。

今後の研究成果については、随時発表の機会を持ち、積極的な外部発信を行っていくとしている。

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