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THE BOOM、武道館で25年の活動に幕 鳴り止まない拍手に「世界一幸せ」

2014年12月17日 22時39分 JST | 更新 2014年12月17日 22時39分 JST
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THE BOOM、武道館で25年の活動に幕 宮沢万感「世界一幸せ」

ロックバンド・THE BOOMが17日、東京・日本武道館で解散ライブ『THE BOOM FINAL 20141217』を行い、3時間15分にわたって26曲を熱演し、完全燃焼した。ボーカルの宮沢和史は万感の思いを込め「世界一幸せなロックバンドを、今日まで信じてくれてどうもありがとう」と感謝を伝え、1989年5月のデビューから25年の活動に終止符を打った。

90年7月26日の初武道館ライブ同様、1万人以上のファンに360度囲まれたステージが用意された。場内が暗転し、初期の名曲「TAKE IT EASY」をBGMに登場すると、初っ端から代表曲「島唄」を熱唱。宮沢は「きょういろんな事情で来れなかった人もたくさんいるので、この会場だけじゃなくて、ここから飛び出して遠いところまで届くようにと願って、最後まで音楽を演奏させていただきます」とかみしめるようにあいさつした。

前半のしっとりした楽曲に続き、「古い曲を聴いてください」と呼びかけると、ライブ鉄板曲「おりこうさん」を披露。宮沢が“MIYA”に戻り、ステージ狭しと縦横無尽に走り、踊り、飛び跳ねると、「ないないないの国」「都市バス」「過食症の君と拒食症の僕」「逆立ちすれば答えがわかる」「雨の日風の日」のメドレーに突入した。ファンも飛び跳ね、当時の振り付けで一体化。最後に「おりこうさん」に戻るお約束で、会場は歓喜に沸いた。

アンコールは「I’m a BOOMER」と記されたタオルや「幸せな25年間をありがとう 忘れない」「THE BOOM 25年間ありがとう」「ありがとう 永遠に大好き」というメッセージが掲げられるなか、2階スタンドから自然発生したウエーブと割れんばかりの拍手でメンバーを迎えた。

ヒット曲「星のラブレター」を歌い終えた宮沢は「何を最後に歌おうか、実はそんなに迷わなくて、今僕たちが言いたいこと、25年間で言いたかったこと、二十数曲並べたつもりです。感謝の気持ち、すべて込めたつもりで歌いました」とあいさつすると、いつまでも拍手は鳴り止まなかった。

メンバーはそれぞれ「最高にかっこいいライブが見せられたんじゃないかなと思います。BOOMを愛してくれたすべての皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです」(山川浩正・B)、「孝至、山ちゃん、ミヤ、出会ってくれてありがとう。みんなの背中越しから見た景色を一生忘れません。宝物です。皆さんもBOOMを愛してくれてありがとう」(栃木孝夫・Dr)、「ありがとうの言葉しか出てこない。最高のゴールが切れました。こんなすばらしい締めくくりができたことがとてもうれしいです」(小林孝至・G)とあいさつ。

宮沢は「プロになりたくて、山川、孝至、栃やんを誘ってバンドを作って、きょうこんなに大勢の人たちとゴールテープを切れる。寂しいとか、悲しいとか、そういうことじゃなく本当に幸せなんです」と笑顔。「今までずっと突っ走ってきましたから、これからの人生、ゆっくり一歩一歩、かみしめながら踏みしめながら歩いていきたいと思います。世界一幸せなロックバンドをきょうまで信じてくれてどうもありがとう」と感謝すると、ファンは号泣した。

ジャケットを脱いだ宮沢は、初期のように黒いハットとサスペンダー姿に。演奏陣は楽器を置き、ハンドマイクで宮沢の傍らに立つと、ラストナンバーは「愛のかたまり」。宮沢のギター1本で、「ありがとう 忘れない バイバイ」と美しいハーモニーを響かせた。万雷の拍手を浴びた宮沢はハットをスタンドマイクに引っ掛けて残し、BOOMERと呼ばれるファンに別れを告げた。

80年代後半のバンドブームの中、86年11月に結成、89年5月にメジャデビューした、その名もTHE BOOM。ホコ天出身バンドや同時期にデビューしたバンドが解散、あるいは解散を経て再結成するなか、一過性のブームに流されることなく、一度もメンバーチェンジすることなく、25年の活動に幕を下ろした。

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