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「へいわってすてきだね」沖縄追悼式で読まれた小2の詩が絵本大賞に

2014年12月21日 21時22分 JST | 更新 2014年12月21日 21時33分 JST
朝日新聞デジタル

沖縄戦追悼式で反響の詩、絵本大賞1位に 作者は小2

全国の絵本店員がお薦めする「第7回MOE絵本屋さん大賞」の第1位に、絵本「へいわってすてきだね」が選ばれた。昨年の沖縄戦全戦没者追悼式で読み上げられた詩に、人気絵本作家の長谷川義史さん(53)が絵をつけた。

詩を書いたのは沖縄市に住む小学2年の安里有生(あさとゆうき)君(7)。《やさしいこころがにじになる。へいわっていいね。へいわってうれしいね。みんなのこころから、へいわがうまれるんだね》

安里君は、当時住んでいた与那国島の豊かな自然を通して平和を表現。長谷川さんが力強い絵をつけた。沖縄の「慰霊の日」に合わせて今年6月に出版され、計7万部が発行された。

大賞は、絵本店員1900人が2013年10月~14年9月ごろに出版された絵本のうち、おすすめベスト3を回答。「平和を守りたいという少年の強い意志を感じる」「ずっと平和がつづくように、私もおすすめします」など店員の声が寄せられ、1位となる317ポイントを獲得した。

19日に都内で贈賞式があった。長谷川さんは「絵本は時代を映す鏡。平和に対してみんな危機感があるから注目されているし、僕も描かなきゃいけないと思った。一人でも多くの人にこの本から、戦争しないという思いを伝えていきたい」とあいさつ。安里君は贈賞式で詩を朗読し、恥ずかしがりながら「うれしかった」と話した。(牛尾梓)

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(朝日新聞社提供)