黒田博樹、広島復帰へ 21億のオファーを蹴り、7年前の約束を現実に

ヤンキースをフリーエージェント(FA)となっていた黒田博樹投手(39)が8年ぶりに古巣の広島へ復帰することが分かった。
時事通信社

ヤンキースをフリーエージェント(FA)となっていた黒田博樹投手(39)が8年ぶりに古巣の広島へ復帰することがわかった。黒田は2007年オフにFA宣言し大リーグのドジャースに入団して4年間プレーした後、ヤンキースに移籍した。

メジャー在籍7年間では通算79勝を挙げ、日本選手初となる5年連続2桁勝利をマークしている。来年2月に40歳となる右腕だが、その高い成績から今オフも大リーグの複数の球団が獲得に名乗りを挙げてるなど、今後の去就が注目されていた。中国新聞などが復帰を決断したときの様子を報じた。

26日午前、黒田投手は自宅がある米ロサンゼルスから球団に「(カープに)帰ります」と電話で報告。署名入りの統一契約書をファクスで送付した。応対した球団関係者は「(感激で)震えが止まらない」と話し、今後の細部の詰めの作業を始めた。

黒田、カープ復帰へ 大リーグから8年ぶり- 中國新聞 2014/12/27)

黒田に対してのオファーは、ドジャースが年俸1600万ドル(約19億2000万円)を用意したほか、パドレスも同1800万ドル(約21億6000万円)と報じられていた。一方の広島は総額4億円。それでも黒田は広島を選んだ。大リーグ移籍を表明した会見で、「また日本に戻ってプレーするならば、このチームしかない」と語ったことが現実となった。

来シーズンから新たに緒方孝市監督が就任する広島。大リーグ移籍を希望していたエースである前田健太投手も残留し、黒田の復帰で24年ぶりの優勝にファンの期待が高まる。

ハフィントンポスト日本版はFacebook ページでも情報発信しています

注目記事