パキスタンで最悪のテロ攻撃の1つとなった事件を生き延びた生徒たちが、大量虐殺の舞台となった学校へ戻ってきた。しかし、教師とクラスメートたち150人の姿はもうない。
学校が再開された初日、10代のタルハ・マニール・パラチャさんが投稿した写真には、彼らの死がはっきりと映し出されている。
以前の写真にはパラチャさんが3人の友人たちと一緒に写っている。1月12日、パラチャともう1人の生徒がこの写真を再現したが、ぽっかりと空いた空間には2人の友だちが立っているはずだった。
「バズフィード・ニュース」によると、以前の写真の左から2番目に立つのはラフィク・バンガッシュさん、一番右はムハンマド・ヤセンさんで、2人ともタリバンの攻撃で殺害された。
14歳だったヤセンさんはクリケットと車と写真が大好きで、「相棒のようだった」と彼のイギリス人の従兄弟はデイリー・メール紙に語った。
バングラデシュの家族たちは彼を偲んでFacebookのページを立ち上げ、ページは1万以上の「いいね!」を集めている。
2014年12月16日、タリバンの銃撃犯は軍が運営するペシャワールの学校を襲撃し、教室には死体が転がり、パキスタン中が恐れおののいた。
タリバンは子供たちを標的にしたが、生存者たちは1月12日、暴力に対し強い意志を示した。襲撃で重傷を負った15歳のアフメッド・ナワズさんは、学校に戻り戦闘員たちに「僕たちはお前たちを恐れはしない」というメッセージを送るとAP通信に語った。
H/T BuzzFeed News
パキスタンの子供たちが教育を受けられるようにサポートする方法をいくつかご紹介する。詳細はこちら。
タリバンに命を狙われ襲撃されたマララ・ユズフザイは、教育を通じて少女に力を与えることに重点を置いた基金を設立した。
パキスタンの教育をリードするNPOの1つ。1995年の創設後、全国で1,000以上の学校を設立した。・
ディベロップメント・イン・リテラシーは恵まれない生徒たち(特に女生徒たち)を教育し、力を与えることを目標に、生徒中心の学校を運営している。また、パキスタン全土で教師や校長のプロフェッショナルとしての成長を支えている。
この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。
【関連記事】
ハフィントンポスト日本版はFacebook ページでも情報発信しています。
ハフィントンポスト日本版はTwitterでも情報発信しています。@HuffPostJapan をフォロー