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【イスラム国】湯川遥菜さんら拘束、72時間の期限迫る 交渉の鍵はトルコか

2015年01月22日 23時56分 JST | 更新 2015年01月23日 00時04分 JST
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イスラム過激派組織「イスラム国」が日本人2人を拘束したとする事件で、「身代金を支払わなければ殺害する」と脅迫している72時間の期限が1月23日午後に迫る。人質になった後藤健二さんと湯川遥菜さんの解放に向けて、トルコが交渉のカギを握る国として浮上している。毎日新聞などが報じた。

トルコは、過激派組織「イスラム国」の支配地域に隣接しており、イスラム国の内情に最も詳しい国の一つ。2014年には、イスラム国との交渉を通じて、外交官など49人の人質の解放に成功しているという。

イスラム国が昨年6月にイラク北部に大規模侵攻した際、モスルのトルコ総領事館の領事ら49人を拉致した。その前日には同じ地域で32人のトルコ人のトラック運転手らも拘束。地元メディアによると運転手らが勤めるトルコの会社に500万〜1000万ドル(約6億〜12億円)の身代金を要求したとされる。

トルコ政府は両事件の人質解放に向けた交渉を開始。運転手らは昨年7月3日、領事らも同9月20日に解放された。

イスラム国拘束:解放交渉、トルコが鍵 - 毎日新聞より 2014/01/23 20:54)

トルコのエルドアン大統領は20日、安倍晋三首相との電話協議で「日本人の人質に関して、あらゆる情報を共有する」として、人質解放に協力する意向を伝えた

■ヨルダン在住の識者、「仲介者を通じて接触」

イスラム過激派組織に詳しいヨルダン在住の識者、マルワン・シェハデ氏は22日、NHKの取材に答え「日本政府が直接、あるいは仲介者を通じて、イスラム国と接触できれば、人質の殺害を回避することは可能だと考えている」などと述べた。日本政府関係者からイスラム国と接触するための仲介者について助言を求められたことも明らかにした。

シェハデ氏は「日本政府がイスラム国に接触する手段を確保することは容易ではないが可能だ」としたうえで、トルコ政府がイスラム国との交渉で外交官など49人を解放させた例を挙げ、「もし、日本政府が直接、あるいは仲介者を通じてイスラム国と接触できれば、人質の殺害を回避することは可能だと考えている」と話しました。



現地対策本部 宗教指導者など通じ接触図る NHKニュースより 2014/01/23 05:21)

シェハデ氏は、ヨルダンではイスラム国に接触すれば逮捕されるおそれがあり、仲介者はシリアやイラクで見つける必要があると指摘した。

内戦の構図が複雑化するなかでイスラム国との交渉の仲介役は、極めて限られる状況となっている。イスラム国との交渉を経験したトルコが、仲介役に辿りつく鍵となるかもしれない。

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