村上春樹さん、働く女性について語る 「輝かなくてもいい。公平に働ける社会を」

作家の村上春樹さんが、一般人からの質問メールに答える企画で、働く女性のあり方に言及した。
Japanese writer Haruki Murakami poses with his trophy prior to an award ceremony for the Germany's Welt Literature Prize bestowed by the German daily Die Welt, in Berlin on November 7, 2014. AFP PHOTO / JOHN MACDOUGALL (Photo credit should read JOHN MACDOUGALL/AFP/Getty Images)
JOHN MACDOUGALL via Getty Images
Japanese writer Haruki Murakami poses with his trophy prior to an award ceremony for the Germany's Welt Literature Prize bestowed by the German daily Die Welt, in Berlin on November 7, 2014. AFP PHOTO / JOHN MACDOUGALL (Photo credit should read JOHN MACDOUGALL/AFP/Getty Images)

作家の村上春樹さんが、一般人からの質問メールに答える企画で、働く女性のあり方に言及した。

質問は統合失調症の女性からのもので、安倍政権の「女性が輝く日本へ」という政策について触れ、「病気のため思うように仕事ができず、諸事情により子どもも産めず、なかなか輝けません」と綴っている。

それに対し、村上さんは以下のように答えている。

僕のまわりの「輝いている」女性たちはみんな、安倍さんに向かって「おまえなんかに、いちいち輝けと言われたくないよ」と言ってます。たしかに余計なお世話ですよね。とくに輝かなくてもいいから、女性が普通に、公平に働ける社会があればいいんです。僕はそう思います。僕のオフィスは昔からずっと全員女性です。男って、正直いって、うちみたいな仕事ではあまり役に立たないことが多いですね。男にできるたいていのことは、女性にもできちゃいますし。

女性は輝かないといけないの? - 村上さんのところ/村上春樹 期間限定公式サイト 2015/01/27)

新潮社が運営するサイト「村上さんのところ」では、1月31日まで質問を受け付けている。

この他にも読者の質問に対し、ネットについて「僕は自分のブログも持っていないし、他の人のブログを読むこともありません。フェイスブックもツイッターも興味がありません」と回答したり、ノーベル賞候補になることについて、「正直なところ、わりに迷惑です」と答えている

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