「世界で最も安全な都市」東京は? 大阪は?(ランキング)

「エコノミスト」誌が、世界で最も安全な都市のランキング「The Safe Cities Index 2015」を発表、上位に入ったのは、東京やシンガポールなどアジアの裕福な都市で、欧州、オーストラリア、カナダ、そして米国の都市が続いている。
Kiyoshi Ota via Getty Images

「エコノミスト」誌が、世界で最も安全な都市のランキング「The Safe Cities Index 2015」を発表した。

これは、同誌の調査部門である「エコノミスト・インテリジェンス・ユニット」が、都市の規模やデータの入手しやすさに基づき、世界の50の都市を選び出して調査したもので、具体的には、40を超える指標に基づいて都市を調査し、「デジタルセキュリティ」「医療の安全性」「インフラの安全性」「個人のセキュリティ」という4つのカテゴリでの50都市の安全性をランク付けした。

調査の対象になった50都市

上位に入ったのは、東京やシンガポールなどアジアの裕福な都市で、欧州、オーストラリア、カナダ、そしてアメリカの都市が続いている。

1位:東京(日本)

2位:シンガポール

3位:大阪(日本)

4位:ストックホルム(スウェーデン)

5位:アムステルダム(オランダ)

このレポートによれば、アメリカで最も安全な都市は、10位にランクインしたニューヨークで、サンフランシスコ(12位)、シカゴ(16位)、ロサンゼルス(17位)、ワシントンD.C.(19位)と続いている(アメリカのその他の都市は調査対象に含まれていない)。

下位にランクインした都市にも関心がある人のために、下位5都市も紹介しよう。

46位:リヤド(サウジアラビア)

47位:ヨハネスブルグ(南アフリカ)

48位:ホーチミン(ベトナム)

49位:テヘラン(イラン)

50位:ジャカルタ(インドネシア)

これらの都市は、4つの安全性カテゴリすべてで順位が低かった。たとえば、ホーチミンは「インフラの安全性」(道路の質、災害関連の死者数など)が最下位で、テヘランは「医療の安全性」(病床数や平均余命など)が下から2番目にランクインしている。

またこのレポートは「豊かさと経済的な発展度は都市の安全性に深く結びついているが、必ずしもそれがすべてではない」と指摘。「統計的に安全性が高いことと、実際に安全と感じられることは同じではない」とも述べている。都市が安全かどうかを決める要素はたくさんあるが、このランキングは旅を計画するときに参考にできる指標だろう。

この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。

[日本語版:佐藤卓/ガリレオ]

【関連記事】

ハフィントンポスト日本版はFacebook ページでも情報発信しています