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後藤健二さん「憎むは人の業にあらず...」 紛争地の人々に寄り添い続けた日々

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KENJI GOTO
ALEPPO, SYRIA - JANUARY 29 : A frame grab taken from a footage on October 24, 2014, shows Japanese journalist Kenji Goto Jogo, one of two Japanese hostages captured by Islamic State of Iraq and Levant (ISIL), gives an interview in northern Mari district of Aleppo, Syria. (Photo by Huseyin Nasir / Anadolu Agency /Getty Images) | Anadolu Agency via Getty Images
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2月1日、過激派組織「イスラム国」が、ジャーナリスト・後藤健二さんを殺害したと見られる動画を公開した。政府も動画の信ぴょう性は高いとみている

後藤さんは、どんなジャーナリストなのか。

ホームページによれば、後藤さんは1967年生まれ。映像制作会社を経て、1996年、ジャーナリストとして独立。「戦争・紛争」「難民」「貧困」「エイズ」「子どもの教育」をテーマに世界各地で取材を重ねた。

また映像だけでなく、紛争地域の子供や家族をテーマにした『ダイヤモンドより平和がほしい―子ども兵士・ムリアの告白』『もしも学校に行けたら―アフガニスタンの少女・マリアムの物語』『ルワンダの祈り―内戦を生きのびた家族の物語』といった著書も出版している。

「(現場の人たちに)寄り添うことが一番大事」と講演の際、語った後藤さんは、紛争地域の人々に語りかける取材動画も多く撮影。2014年7月、自身のブログで、若くして命を落とした紛争地域の友人たちについて、こう語った。

なぜ、彼らは死ななくてはならなかったのか?希望の光射す未来と無限の才能を持っていたのに。これから好きな女性ができて、結婚して、子どもを産み、家族を持てる十分な機会があったはずなのに。戦いに疲れ果てた人たちは口々に言う。「死んだ者は幸いだ。もう苦しむ必要はなく、安らかに眠れる。生きている方がよっぽど悲惨で苦しい」と。皮肉だが、本音だ。彼らは兵士でも戦場を取材するジャーナリストでもなかった。外国人と交流して異文化を味わうことを楽しみ、すべての時間を市民のために自分のできることに費やし、自分で思考錯誤しながら技術と得意分野を真っすぐに成長させて行った。


It means “Lost Age” really. これこそ本当に「失われた世代」だ | INDEPENDENT PRESS 2014/07/11)

シリア取材に際しては、「自分の身に何かが起こってもシリアの人たちを恨みませんし、早く内戦が終わって欲しいと思っています」と動画に残した。

後藤さんが投稿したツイートを引用する。

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