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イスラム国は図書館の本を焼いた【焚書】

2015年01月31日 19時36分 JST | 更新 2015年02月21日 22時30分 JST
ASSOCIATED PRESS
In this Friday, Jan. 23, 2015 photo, an Iraqi man looks at books on al-Mutanabi Street, home to the city's book market in central Baghdad. One afternoon this month, Islamic State militants arrived at the Central Library of the northern city of Mosul in a non-combat mission. They broke the locks that kept the two-story building closed since the extremists overran the city in mid last year, loading some 2,000 books included children stories, poetry, philosophy, sports, health and cultural and scientific publications into six pickup trucks and leaving behind only the Islamic religious ones. (AP Photo/Karim Kadim)

過激派組織「イスラム国」は1月初頭、イラクのモスル中央図書館を攻撃した。攻撃の理由は、アラーと異なる考え方の本を焼くためだったという。1月31日、AP通信などが報じた。

イスラム国はこのとき、子供向けの本や詩集、哲学書、医学書、科学書など約2000冊を図書館からトラックで運び出した。住民によると、戦闘員の一人は運びだした本について「これらの本は不信心で、アラーに背いている。だから焼くのだ」と話したという。

2003年のイラク戦争の際も、モスルでは図書館が破壊された。しかしこのときは、住民が書籍を自宅に運び出すなどして避難させ、本を戦火から守った。しかし今回イスラム国は、本を隠す行為に対して、死罪という罰則を設けた。

アラブ人向けのイギリス紙「アル・アラブ」は、イスラム国の焚書(ふんしょ)行為を「ホロコースト」と批判した。

イラクの国会議員の一人は、13世紀のバグダードの戦いでモンゴル帝国がイラクに攻め込んだ際に虐殺や本を川に投げ捨てた行為を例に挙げ、「イスラム国は方法は違うかもしれないが、モンゴル人がチグリス川に本を捨てたのと同じだ」と嘆いた。

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