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【後藤健二さん殺害か】専門家の声「交渉は非常に難しかった」「最大限の威嚇をする目的」

2015年01月31日 19時52分 JST | 更新 2015年01月31日 20時04分 JST
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過激派組織「イスラム国」関係者とみられる人物が2月1日未明(日本時間)、人質として拘束していたジャーナリスト後藤健二さんらしき男性を殺害する動画を公開した。

今回の動画公開を受けて、NHKニュースでは中東に詳しい専門家からのコメントを紹介している。

公共政策調査会の板橋功第1調査室長

「映像が事実だとすれば最悪の結果で残念だ。後藤さんの解放に向けて交渉はされていたと思うが溝が埋まらなかったのだろう。今回のようにインターネットなどを通してやり取りが公開された状況での交渉は非常に難しかったと言わざるをえない」

桜美林大学の加藤朗教授

「イスラム国側から身代金の要求が出ていたときは、交渉の余地が残っていたと思うが、リシャウィ死刑囚の釈放を求める要求に変わってからはイスラム国側がまともに交渉する気がなくなっていたのではないかと思う。殺害が事実であるなら、日本はテロに対するスタンスを変えてはならないし、周辺諸国やイスラム諸国との関係も変えてはならない」

日本エネルギー経済研究所の保坂修司研究理事

「仲間の死刑囚と後藤さんを交換するという『イスラム国』のこれまでの主張とは明らかに矛盾している。ヨルダン国内の世論の状況などをみて、パイロットのほうが今後のヨルダン政府との交渉に利用できると考えたのではないか」

東京外国語大学の青山弘之教授

「ここ最近のイスラム国のメッセージでは人質のヨルダン人パイロットの問題を絡めてきていたが、交渉がうまくいかなかったことから、今回のビデオで、後藤さんの問題に再び引き戻した可能性がある。仮に後藤さんが殺害されたとすれば、日本の政府と国民を敵対視し、最大限の威嚇をする目的だったと考えられる。それとともに、アメリカが主導する有志連合に対しても恐怖を喚起する目的を持っている印象を受ける」

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