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「自撮りは神への罪」インドネシアで批判渦巻く 若者はどう対抗したのか(画像)

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INDONESIA SELFIE
An Indonesian Muslim woman adjusts a selfie stick as she prepares to take a selfie during Eid al-Fitr prayer that marks the end of the holy fasting month of Ramadan on Parang Kusumo Beach in Yogyakarta, Indonesia, Monday, July 28, 2014. (AP Photo/Slamet Riyadi) | ASSOCIATED PRESS
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最近インドネシアでも人気が急増している、スマートフォンで自撮り写真を撮影することに対し、インドネシアの著名なイスラム教聖職者が、自撮り写真は神に対する罪にあたると非難の声を上げた。しかしこの非難に対して、インドネシアの若者たちは自撮り写真をさらに撮るという手段で対抗し始めた。

自撮り写真を非難したのは、インドネシア人の作家で、同国のイスラム教徒たちの思想的リーダーでもあるフェリックス・シアウー氏。彼は31歳とまだ若く、ソーシャルメデイアでも大きな存在感を持っている。そのシアウー氏が1月19日に、自撮り写真を撮る人はうぬぼれや高慢に屈しているのだと主張し、自撮り写真は「神に対する罪」になる可能性があるとのツイートした。

インドネシアの地域情報ウェブサイト「Coconuts Jakarta」が掲載したシアウー氏のツイートの英訳によるとシアウー氏は「自撮り写真のために、最も見映えのいいポーズをふるいにかけて選び、そして自分を賞賛し、自分に感動している。これをうぬぼれと呼ぶのだ」と主張している。

さらに「自撮り写真を撮るとき、自分が他の人よりクールで素敵だと感じている。そして『尊大』という最悪の罪に陥るのだ」とも述べている。

シアウー氏はさらに、イスラム教徒の女性たちを「恥ずかしげもなくセルフィーを撮っている」とも非難した。

「1つの写真に9つもフレームを使って、さまざまなキメ顔を作ったりしている。なんということだろう。女性の純潔は一体どこにいってしまったのか」と書いている。

自撮り写真を批判したのはシアウー氏が初めてではない。2014年10月には、サウジアラビアのジッダに住む学者シャイフ・アシム ・アルハカム氏が、メッカ巡礼の時期にイスラム教徒たちが自撮り写真を撮る行為を非難した。「巡礼は、大事な内省のためのものであるにもかかわらず、セルフィーは自分を自慢したり誇示したりする手段のようだ」とアルハカム氏は主張している。

しかし、ビジネスニュースサイト「Quartz」によれば、自撮り写真に対するシアウー氏の厳しい批判は、インドネシアではそれほど評価されなかったようだ。インドネシアの若者たちは、アヒル口など自分の好きなを自撮り写真を撮るという自由を守るために、さらに多くの自撮り写真を撮影。「#Selfie4Siauw」(シアウー氏に送る自撮り写真)というハッシュタグを使って、自撮り写真が神との関係を損なう可能性があるとするシアウー氏の考え方に反抗し、結局さらに多くの自撮り写真が出回る結果になった。

なお、Googleトレンドによれば、インドネシアは、東南アジア諸国の中でも「自撮り棒」という言葉が最も早く検索され始めた国のひとつだ。

文末スライドショーでは、インドネシアを旅した人が撮影した、興味深い写真を紹介している。

この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。

[日本語版:佐藤卓/ガリレオ]

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