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2015年02月05日 19時22分 JST

1000年ぶりにアイスランドに建設 北欧神話の神殿とは

コミックを実写映画化した『マイティ・ソー』でトールロキなどが人気を集めていて、大衆文化の中で北欧神話の神々が蘇ろうとしているようだが、アイスランドでは、北欧神話は信仰の対象としても復活を遂げつつあるようだ。

アイスランドのネオ・ペイガニズム(古い信仰を復興させようという運動)団体「アサトル協会」は、約1000年前にキリスト教がこの島に伝来して以来初めてとなる、北欧の神々をまつる神殿を建設を2015年3月から開始する。冒頭の動画は、アイスランド語だが、丸みを帯びた形をした神殿の、建設計画の一部を紹介している。

神殿というのは、もともとは北欧の神々に捧げられるためのものだが、アサトル協会の指導者によると、現代では少し意味あいが異なるという。音楽家で、アサトル協会の高位聖職者のヒルマル・オルン・ヒルマルソン氏は「8本脚の馬、スレイプニルを乗りまわす片目の神オーディンが本当にいると信じている人はいないでしょう。しかし、私たちにとってこうした北欧神話のストーリーは詩的なメタファーであり、自然や人間心理の力を表すものと考えています」と説明している

神殿を建てるための土地は、レイキャビク市議会から提供してもらったが、100万ドル近くする建設費はアサトル協会が集めなければならない、と「BBC」が伝えている。建設予定地は丘の中腹で、太陽の光を取り込むようドーム型にする計画だという。

この神殿は予定では250人の礼拝者を収容し、2488人にのぼるアサトル協会員たちの結婚式や葬式、命名の儀式、入会式などの会場として利用する予定だ。ロイターによると、同協会の会員数は、10年前から3倍に増えているそうだ。

1972年に設立されたアサトル協会のウェブサイトを「グーグル翻訳」で読んでみると、同協会は「古代の文化遺産や自然に対する寛容さ・誠実性・敬意・尊重心に基づく」価値観のもと「それぞれの会員が自分自身とその行動に責任を負う」という原則に従って運営されているという。

この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。

[日本語版:湯本牧子/ガリレオ]

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