乗客置いて船を離れた元船長に禁錮16年 イタリアの豪華客船座礁

2012年にイタリア中部沖で起きた豪華客船コスタ・コンコルディアの座礁事故で、同国グロッセートの裁判所は11日、過失致死罪などに問われた元船長フランチェスコ・スケッティーノ被告に対し、禁錮16年を言い渡した。
Reuters

[グロッセート(イタリア) 11日 ロイター] - 2012年にイタリア中部沖で起きた豪華客船コスタ・コンコルディアの座礁事故で、同国グロッセートの裁判所は11日、過失致死罪などに問われた元船長フランチェスコ・スケッティーノ被告に対し、禁錮16年を言い渡した。

乗客乗員4000人以上を乗せた同船はジリオ島付近で座礁し、32人が死亡。元船長は過失致死罪のほか、乗客を船内に残したまま船を離れた罪にも問われた。検察は禁錮26年を求刑していた。

11日の公判では、元船長が涙ながらに証言する場面があったが、判決読み上げの際には法廷に姿を見せなかった。弁護側は控訴する見通し。

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