「バーバパパ生みの親タラス・テイラーさん死去 不思議なキャラクターに込められた想いとは

人気絵本「バーバパパ」シリーズの生みの親、タラス・テイラーさんが2月19日、フランス・パリで死去した。

人気絵本「バーバパパ」シリーズの生みの親、タラス・テイラーさんが2月19日、フランス・パリで死去した。82歳だった。フランス「フィガロ」電子版が3月2日報じた。死因などは明らかにされていない。

テイラーさんは1933年、アメリカ・サンフランシスコに生まれた。1970年、共同制作者である妻のアネット・チゾンさんと、パリ市内の公園で子供が綿菓子を欲しがる様子を見て、喫茶店のテーブルクログに「バーバパパ」のアイデアを描いたのをきっかけに、シリーズ1作目の絵本「Barbapapa(邦題:おばけのバーバパパ)」(画像)がフランスで出版された

絵本「おばけのバーバパパ」

日本語を含め30カ国語以上に翻訳され、テレビアニメ化でさらに人気が広がり、世界中で人気を集めている。

バーバパパの形は、「まだ絵をうまく描けない小さな子供でも、何にでも変身できるバーバパパなら、楽しく描けるはず」という思いから生まれたという。

あの不思議な形には、「ただの丸であっても、目と口を描けばバーバパパになる」として、「子供たちが自信を持って表現する機会を持つことに役に立てる」という想いが込められていた。

まだ絵をうまく描けない年齢の子どもでも、なんにでも変身できるバーバパパの絵なら、きっと楽しく描けるはずです。だって、バーバパパの形に決まりはありませんからね。どんな形でも、たとえばそれがただの丸であっても、それに目を口をかけばバーバパパになるでしょ? それでいいのです。子どもたちが自信を持って表現する機会をもつことに、バーバパパが役に立てば、作家として最高です。

バーバパパ | BARBAPAPA | PLAZA | プラザより)

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