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ボコ・ハラム、ダーイシュ(イスラム国)への忠誠を表明

2015年03月08日 15時23分 JST | 更新 2015年03月08日 15時26分 JST
ASSOCIATED PRESS
FILE - In his file image taken from video released late Friday evening, Oct. 31, 2014, by Boko Haram, Abubakar Shekau, centre, the leader of Nigeria's Islamic extremist group denies agreeing to any cease-fire with the government and says more than 200 kidnapped schoolgirls all have converted to Islam and been married off. Boko Haram leader Abubakar Shekau Tuesday Jan. 20, 2015 claimed responsibility for the mass killings in the northeast Nigerian town of Baga and threatened more violence. As many as 2,000 civilians were killed and 3,700 homes and business were destroyed in the Jan. 3, 2015, attack on the town near Nigeria’s border with Cameroon, said Amnesty International. (AP Photo/Boko Haram,File)

過激派組織「ボコ・ハラム」が3月7日、Twitterで音声メッセージを公開し、同組織はダーイシュ(イスラム国)への忠誠を宣言した。

メッセージでは、ボコ・ハラムの指導者アブバカル・シェカウを名乗る男が同組織がダーイシュを支持すると表明。「困難な時も、繁栄している時も、その言葉を聞き、従う」と述べた。

ハフポストUS版はメッセージが本物かどうかを確認できていないが、過激派を監視する「サイト・インテリジェント・グループ」はこの日、メッセージはボコ・ハラムのアカウントに投稿されたものだと述べた。

ナイジェリア政府のマイク・オメリ報道官はロイターに、メッセージは政府が以前から懸念していたボコ・ハラムの国際的な結びつきを裏付けるものだと述べた。マイク氏は「これは以前から私たちが国際社会に対して訴えてきたことだ。世界はナイジェリアで起こっている惨状に目を向けて欲しい」と述べた。

ボコ・ハラムは2009年以降、ナイジェリアで武力を伴う反乱を起こしてきた。近年ではそれが、近隣諸国にも広がっている。2014年、シェカウ容疑者はナイジェリア北西部で複数の町を占領した際に、「イスラム国」の建設を独自に宣言。2015年にはナイジェリアと近隣諸国が本格的にボコ・ハラムの一掃に乗り出したこともあり、同組織は厳しい状況に陥っている。

2014年の6月、ダーイシュの指導者であるアブバクル・バグダディ容疑者が「カリフ」を自称し、世界中のイスラム教徒および団体に対し、グループに彼の下への集結を促した。これを受け、エジプト、リビア、アルジェリア、イエメン、パキスタン、アフガニスタン、サウジアラビアの武装勢力が、ダーイシュに忠誠を表明している。

最近になって、専門家はボコ・ハラムのプロパガンダがダーイシュのものに似てきており、2つのグループのネットワークの繋がりが強くなってきているのではないかと指摘していた。今週はじめにボコ・ハラムは、動画を公開し、2人の捕虜を斬首し公開するとしていたが、これもダーイシュが繰り返し使う「処刑」動画の影響を受けていることが指摘されていた。

今回出された声明の、実質的な影響は不明だ。ボコ・ハラムは元々はナイジェリアの反政府勢力だったが、イスラム教過激派の「ジハード」ネットワークの中で、より重要な役割を果たしたいと考えるようになった。しかし、ボコ・ハラム自体には、ダーイシュが重要な戦略と位置づけている、占領地を統治するというシステムがまだ確立していない。

一方で、ボコ・ハラムが各地で行う殺戮・拉致・自爆テロなどによって、ナイジェリア北東部は混迷に陥っているのは事実だ。7日、ボコ・ハラムの犯行と推定される4件の自爆テロがマイデゥグリで発生し、50人以上が死亡した。

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この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。

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  2. ただし現在、「イスラム国」という用語の認知度が高いことから、当面「イスラム国」を併記します。
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