イスラエル総選挙、与党リクードが勝利 ネタニヤフ首相、右派で連立協議【UPDATE】

17日に投開票されたイスラエル総選挙(定数120)は、ネタニヤフ首相が率いる与党の右派リクードが、野党労働党などによる統一会派「シオニスト連合」との接戦の末、勝利した。
Reuters

[エルサレム 18日 ロイター] - 17日に投開票されたイスラエル総選挙(定数120)は、ネタニヤフ首相が率いる与党の右派リクードが、野党労働党などによる統一会派「シオニスト連合」との接戦の末、勝利した。

イスラエルのメディアによると、開票率99.5%現在の獲得議席数はリクードが30で、シオニスト連合の24を上回り、第1党となった。

選挙4日前に公表された世論調査ではシオニスト連合が4議席リードするとの結果が出ており、リクードは予想外の勝利を収めたことになる。首相が選挙終盤に、パレスチナの国家樹立を否定する発言をするなど、右派層の取り込みに注力したことが奏功したとみられる。

ネタニヤフ首相は、自身のツイッターの公式アカウントで「リクード党、そしてイスラエルの人々にとって、大きな勝利だ」としている。

首相は早速、連立交渉を開始。極右政党「ユダヤの家」や宗教グループなどと接触した。

リクードは声明で、ネタニヤフ氏首相は数週間以内に新政権を樹立する意向だと表明。

首相は、「誰もわれわれを待ってくれない。イスラエル市民は、われわれが約束したように、安全保障、経済、社会に関して市民のために取り組む指導部が早期に立ち上がるのを期待している」と強調した。

注目記事