上西小百合氏に議員辞職求めたが拒否された橋下徹氏「許すことはない」

維新の党の上西小百合・衆院議員を巡る問題で、「大阪維新の会」代表の橋下徹・大阪市長は4月4日、本人に議員辞職を求めたが拒否されたと述べ「許すことはない。あの議員とは二度と付き合わない」と非難した。
時事通信社

維新の党の上西小百合・衆院議員を巡る問題で、上西氏の除名を決めた地域政党「大阪維新の会」代表の橋下徹・大阪市長は4月4日、大阪市都島区での街頭演説で、本人に議員辞職を求めたが拒否されたと述べ「許すことはない。あの議員とは二度と付き合わない」と非難した。

「さっき彼女と話をしましてね、『1回チャンスを与えるよ』と。もう1回出直すんであれば、1回身を引いて。やっぱり彼女、修行が足りなかった、政治家として。これね、僕の責任ですよ。29歳か何かで国会議員にしてしまった。手が回らなくてね、大阪で選挙、選挙、選挙やってしまって、29歳の女の子をきちんと国会議員に育て上げることができなかった。

だってこれ、現金で給料2200万円に1200万円の経費、29歳の女の子に入っていくわけです。政党からは1300万円お金出るとか、飛行機乗る時にはVIP待遇ですよ。僕ねえ、久々に話したんですけど、いやあ、変わるもんだなと。国会議員やると、2年経つとこうなってしまうのかと。完全に永田町の感覚ですね。ですから『1回辞めて、2年間3年間もう1回修行積んで、次の選挙の時に一生懸命努力して、また維新の党から出てしっかりやればいい。だから1回どうですか、時間置きませんか』と言ったら、『法に触れない限りは議員の身分は奪われません』とか。

今の大阪の状況どんなだか知ってますか。みんな大阪市議会議員は、自分をクビにするために大阪都構想やってるんですよ(中略)。それが、ね、この状況の中で、秘書と何かした、メディアへの対応、あんな対応があって、ぐじゃぐじゃな状況になって、こうなったら最後は自分で身を引くのってのが政治家の責任の取り方。僕の指導不足でそれすらできずに『いや、もう、それだったら除名で結構です』と。どうも国会議員、ずっとやり続けたいみたいですね。

(中略)納税者の気持ちからしたら、許すことはない。今回はまあ国会議員の感覚、どうだろうと、あの議員とは二度と付き合いません」

応援演説に訪れた維新の党の江田憲司代表は、4日にも党として厳しい処分を決める方針を明らかにした。

「自ら維新の党の議員は、候補者は、率先して身を切るんだ。この維新の党の存在意義とでもいうようなことに対して、国民の疑念を招いたという点では、上西議員の責任は極めて大きいと私は判断をしております。こうした判断をもとに、今日にでも、党の手続きにとって結論を出したい。厳しく処断をしたい」

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