NEWS
2015年04月06日 16時28分 JST

【粛々と】政治家が多用するフレーズの意味は? 菅官房長官は「今後使わない」(沖縄基地問題)

TORU YAMANAKA via Getty Images
Japanese Chief Cabinet Secretary Yoshihide Suga answers questions during a press conference at the prime minister's official residence in Tokyo January 21, 2015. Japanese Prime Minister Shinzo Abe was rushing home from the Middle East to take charge of Tokyo's response after Islamic militants threatened to kill two nationals unless he pays a 200 million USD ransom. AFP PHOTO / Toru YAMANAKA (Photo credit should read TORU YAMANAKA/AFP/Getty Images)

菅義偉官房長官は4月6日午前の記者会見で、アメリカ軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設作業を「粛々と進める」とくり返し述べてきたことに関して、今後はやめる考えを示した。5日に会談した沖縄県・翁長雄志(おながたけし)知事から「上から目線」と批判されたため、表現を改めることにした。朝日新聞デジタルなどが報じた。

菅氏は「不快な思いを与えたということであれば、使うべきではない」と述べ、翁長氏との会談について「ともに取り組まなければならないことがたくさんある。対話を始める一歩になった」と語り、今後も対話を重ねる考えを示した。

翁長は5日の会見で、「官房長官が『粛々(と進める)』という言葉を何回も使われる。僕からすると、問答無用という姿勢が埋め立て工事に関して感じる」と指摘し、「危険除去のために『沖縄県で負担しろ』という話をされること自体が日本政治の堕落ではないか」などと語っていた

■「粛々と」、本題の意味は?

「粛々と」とは、そもそもどういう意味なのか。政治家が対立する政党や世論の反対・批判を押し切って物事を進める時によく使われている。元をたどると、古代中国で鳥が羽ばたくようすを表す擬態語だという。

広辞苑・大辞林・岩波国語辞典などの解説をまとめると「慎む」「厳か」「静かに」(行動する)という意味になる。東海テレビは、政治家が使う場合は、「世論の反対・批判を押し切って物事を進める時によく使われる」などと事例を紹介している。

政治家がいつ頃から「粛々」を使い始めたかは不明ですが、対立する政党や世論の反対・批判を押し切って物事を進める時によく使われる、という印象です。やや難解で強さのない「粛々」で露骨さを和らげながら、批判には耳を貸さず方針を押し通すのに使ってきました。かつては、この言葉がスマートに聞こえた時代があったのでしょう。しかし、今日では言い訳がましく聞こえます。



東海テレビ|空言舌語より)

■Twitterの声

Twitter上にも、沖縄基地問題における「粛々と」の使い方をめぐり様々な声が上がっている。「反対する人や困る人がいても気にせずに」という意味だとする声や、「上から目線の要素は感じられない」といった声がみられた。

【関連記事】

ハフィントンポスト日本版はFacebook ページでも情報発信しています

ハフィントンポスト日本版はTwitterでも情報発信しています