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ヒラリー・クリントン氏、アメリカ大統領選挙に立候補表明「私はチャンピオンになりたい」

2015年04月12日 21時27分 JST | 更新 2015年04月13日 21時31分 JST

アメリカのヒラリー・クリントン前国務長官(67)は4月12日、公式に2016年大統領選挙の民主党候補の指名を得るため、正式に立候補を表明した。

ヒラリー氏は新しく立ち上げられた選挙運動のウェブサイト動画を投稿し、選挙運動を開始すると述べた。

動画の中でヒラリー氏は次のように述べた。

「私は大統領に立候補します。我が国は困難な経済の停滞から回復しようとしています。しかし不況は依然として続いており、富裕層に有利な状況になっています。一般のアメリカ人は常にチャンピオン(擁護者)を必要としています。私はチャンピオンになりたい。そうすれば今の暮らしよりももっと良くなるでしょう。前に進み、守ることができます。なぜなら、家族が強くなれば、アメリカは強くなるからです」

「私はみなさんの票を獲得するために出発します。次はあなたの番です。そして、この旅に一緒に加わってくれることを願います」

ヒラリー氏は動画の冒頭90秒間には登場せず、代わりに男女や子供たちが2015年のプランや願いごとを語り合っている。

Twitterでもヒラリー氏は立候補を表明した。

ヒラリー氏の選挙事務局長を務めるジョン・ポデスタ前大統領顧問は12日午後、支持者に向けてヒラリー氏の立候補を伝えるメールを送った。ポデスタ氏は「クリントンが有権者に会うためアイオワに向かった。5月には正式なキックオフイベントがある」としている。

長女のチェルシー・クリントンさんは、発表後すぐに支持するツイートを投稿した。

ヒラリー氏はアーカンソー州知事を務めたビル・クリントン大統領のファーストレディとしてその名が知られた。そして国務長官に就任する前は、2001年から09年までニューヨーク州選出の上院議員を務めた。

ヒラリー氏は、2008年にも歴史的な大統領選を闘った。大統領の予備選挙を勝ち抜いた初の女性候補となるために1800万票を獲得した。しかし2008年6月、彼女は選挙活動を中断し、現大統領のバラク・オバマ氏の支持を表明した。

オバマ氏の当選後、ヒラリー氏は国務長官に任命され、彼女はオバマ政権1期目で活躍した。彼女はアメリカの歴史上、最も多くの国を訪れた国務長官となった。4年間の任期中に112ヵ国を訪問し、95万6733マイル(約154万キロ)を旅した。これは地球を38周以上回った長さに相当する。国務長官在任中、ヒラリー氏は女性の人権を強調して評価された。しかし、2012年9月11日にリビア東部ベンガジのアメリカ領事館が襲撃され、大使ら4人が殺害された事件では対応の遅れで批判を受けた。

この数カ月、ヒラリー氏は2回目の大統領選の立候補をほのめかしていた。2014年7月の「The Daily Show」のインタビューでも冗談っぽく「秘密の場所がほとんどない」オフィスがほしいこと(ビル・クリントン大統領が大統領執務室の隣の書斎でモニカ・ルインスキーさんと「不適切な関係」を持ったことを指す)、9月にアイオワ州を訪問した際、立候補を「考えている」と認めた。クリントンは当初、「新年を迎えたら、2016年の計画を発表する」と述べていた。しかし、ニューヨーク・タイムズは、民主党が11月の中間選挙で上院の過半数を占めなければ、立候補の宣言を繰り上げるのではないかと予測していた

ヒラリー氏の支持者は2013年1月、彼女の立候補を期待して「レディー・フォー・ヒラリー」と呼ばれるスーパーPAC(政治活動特別委員会。アメリカの政治資金管理団体)を発足させた。この団体は2014年10月の時点で選挙資金を約12億円集めている。

ヒラリー氏が明確な声明を発表する前から、多くの人々が彼女の出馬を予測していた。そして予測通りとなった。10月、投資家のウォーレン・バフェット氏は(彼は2012年11月にヒラリー氏が政府に復帰することを支持した)は「2016年、ヒラリーが大統領に選ばれると思う」と述べた。

バフェット氏はフォーチュン社主催の「世界のパワフル・ウーマン」授賞式で「ヒラリー大統領に賭ける」と述べた

民主党下院のナンシー・ペローシ院内総務もヒラリー氏が勝つだろうと予測し、「大統領執務室で取り仕切るのに、もっとも心構えができているリーダーの1人」だと言った。

民主党の議員も続々とヒラリー氏を支持している。ホアキン・カストロ下院議員(テキサス州)や、ティム・ケイン上院議員(バージニア州)やデビー・スタベノウ上院議員(ミシガン州)などだ。

ハフポストUS版が行った世論調査によると、ヒラリー氏はすでに、民主党で予想される他の候補者に対して確実に先行している(グラフ上にカーソルを当てて左右すると支持率の推移が表示されます)。しかし、国務長官時代に私用のメールアドレスで公務を行っていたことで批判を受けている。

この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。

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