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スウェーデンのコーヒー文化「フィーカ」から私たちが学べること

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コーヒー文化は、世界中のいたるところに存在する。イタリアでは、カプチーノは朝だけのものということになっていて、ベトナムでは、コーヒーには甘い練乳の層がつきものだ。ヨーロッパの様々な地域では、コーヒーはスタンディングのカフェで素早く消費され、アメリカでは、私たちはよく自分のコーヒー(あるいは、デザートのようなコーヒー飲料)を持ち帰りにする。

そしてスウェーデンにも、全く独自のコーヒー文化がある。『フィーカ:スウェーデンのコーヒー休憩の芸術』はその文化を紹介する本だ。4月7日に出版されたこの本はアンナ・ブローンズが文章を、ヨハンナ・キンドヴァルが挿絵を、そして二人両方がレシピを書き上げ、この重要な伝統の本質を表現した。

フィーカは「コーヒーを飲むこと」という意味を持つが、この本が説明するように、その語にはそれよりもずっと多くのことが含まれている。「スウェーデンでは、フィーカの伝統は、朝食と同じくらい一般的なものです。つまり、ほとんどすべての人が、最低でも1日1回は行うことなのです。フィーカはものごとを計画する時や、仕事の合間、そして家での安らいだ週末にも織り込まれています。フィーカのない人生は考えられません」。

コーヒーは定番だが、紅茶もまた一般的だ。甘い軽食を傍らに置いて食べることが慣習だが、飲み物をそれだけで楽しむこともまた構わない。また、人々はこの毎日の習慣を自分だけで、あるいは他の人々と仲間で行う。このように、フィーカは様々な形態をとっているが、要点は、人々が彼らの1日の中で意識的に時間を割くということだ。落ち着いたり、休憩する時間を作ろうという意識が、スウェーデンでは国全体を通して尊重されている。

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『フィーカ』(この本)では、スウェーデンのコーヒー休憩の間に食べられる、いくつかの典型的な軽食のレシピも紹介している。珍しい朝食のメニューから、パンやサンドイッチなどが含まれる。シナモン・ロール、カルダモンのケーキ、オーツ麦のパリパリとしたチョコレートサンドイッチクッキー、そして、いちじくのスクエアは、その典型的な定番食のほんの一部に過ぎない。最近では、アーモンドタルト、ヘーゼルナッツのコーヒークッキー、粘り気のあるチョコレートケーキに、素早く作れる丸パンなどが好まれている。

屋外でフィーカを楽しむ方法について書かれた章もある。例えばルバーブ・ジュースと共に供されるシナモン・ロールは、暖かい午後には最高の組み合わせだ。一風変わった文章と遊び心あふれる挿絵が多く載ったこの本は、フィーカの伝統それ自体と同じくらい魅力的に仕上がっている。

もしあなたがニューヨークに住んでいるのであれば、フィーカ・カフェと呼ばれる、スウェーデン風のコーヒー店が街中のいたるところで見つけることができる。しかし、こういった本の助けを借りれば誰でも自宅でフィーカの文化を体験できる。もっとも、実際にスウェーデンまで出向いてみるのが最高の方法であることは言うまでもない。

この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。

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