「もしも矢沢永吉が『桃太郎』を朗読したら」が書籍化

星井七億さんの単行本「もしも矢沢永吉が『桃太郎』を朗読したら」が発売された。矢沢永吉さん本人も読んだとされる作品が収録されている。
時事通信社

昔話の「桃太郎」を様々な角度から創作し直す作品で知られる個人ブロガー、星井七億さんの単行本「もしも矢沢永吉が『桃太郎』を朗読したら」(鉄人社)が4月16日、発売された。書籍と同タイトルの作品のほか、「死語だらけの『走れメロス』」「おとぎ話の主人公が高田純次だったら」など、ブログに掲載され人気となった作品に11本の書きおろし作品を加えた37の作品が収録されている。

星井さんは2012年にブログ「ナナオクプリーズ」をスタート。「ブラック企業だらけの桃太郎」や「もしも桃太郎がジャンプで連載されていたら」など、桃太郎を再構築する作品や、「もしも織田裕二が走れメロスを実況したら」、「逆におとぎ話っぽく村上春樹を書いてみた」など、著名人とおとぎ話・寓話などを組み合わせる新鮮な作品を発表してきた。

2013年11月に執筆した「もしも矢沢永吉が『桃太郎』を朗読したら」は、矢沢永吉氏本人にも読まれたという。この作品は次のような書き出しで始まっている。

矢沢です。

昔々あるところに、お爺さんとお婆さんがワオワオしてたんだけどさ。

お爺さんが山へ柴刈りに、お婆さんが川で洗濯してたら、ビッグな桃が流れてきたわけ。

ドンブラコ、ドンブラコって。ノッてくれ、ノッてくれって。婆さんつい拾っちゃったのよ。

もしも矢沢永吉が桃太郎を朗読したら - ナナオクプリーズより 2013/11/24)

なお、今回の単行本化について、星井さんはブログで「JAS◯AC的な問題をクリアできずに泣く泣くカットされたネタ」や「編集からガチのストップがかかって掲載見送りになった」作品もあったと明かしたが、「新作はブログにも載せられないようなトガッたネタもあったりと全作が自信作」と綴っている

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