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4分おきにスマホをチェック アメリカの大学生の驚きのスマホマナー(調査結果)

2015年04月20日 22時35分 JST | 更新 2015年04月20日 23時23分 JST
SolStock

アメリカの大学生は、授業中や、シャワーを浴びている間、さらにはセックスをしている時でさえ、スマホでメッセージの送受信をしているという。ただし、それが不適切な行為であることは認識しているようだ。ペンシルベニア州立大学が行った調査で明らかになった。

この調査では152人の大学生たちに70の質問に答えてもらい、彼らがスマホでメッセージをやり取りする習慣や、また特定の状況でメッセージをやり取りすることを適切と思っているかどうかを調べた。

大学生たちはまた、「アシュトンは食事中にスマートフォンでメッセージを送っている」とか、「サムはセックスしながらスマートフォンでメッセージを送っている」といった特定の状況を提示され、それが社会的に許容されていると思うか、さらに自分自身は同じような状況でメッセージを送った経験があるかを尋ねられた。

調査の結果、1日に100件以上のメッセージを送信または受信していると答えた人が、34.4%にのぼった。また、スマホでメッセージをチェックする回数は、1時間に平均約16回だった。つまり約4分おきに携帯電話をチェックしていることになる。

さらに、学生たちはあるの状況での「メッセージのやり取りは不適切だと思う」と答えながらも、実際に自分もそれを行っていると回答した。具体的には、以下のような状況だ。

  1. キャシーとの電話中、ジェシーはクインからメッセージを受け取った。そのままキャシーと話しながら、ジェシーはクインのメッセージに返信した:75.3%が同様の経験があると回答
  2. クインは、授業中にメッセージを送っている:84.7%が同様の経験があると回答
  3. ディーは、勤務時間中にメッセージを送っている:78.7%が同様の経験があると回答
  4. モーガンは映画代を払って映画を見ている最中にメッセージを送っている:70.7%が同様の経験があると回答
  5. ケンダルは自分の子供に食事をさせながらメッセージを送っている:54%が同様の経験があると回答
  6. サムはセックスしながらメッセージを送っている:7.4%が同様の経験があると回答

このままいくと、将来は歩きスマホをする人が街中でぶつかり合い、カップルはベッドルームでも画面を見続けている、ということになるかもしれない。

それは冗談だとしても、参加者のうち約89%が食事中にメッセージを送っていると回答し、約83%がトイレでもメッセージを送っているのだ。そしてこれをよくないことだとだと思う人もいる一方で、大多数の大学生は、食事中やトイレの中でのメッセージ送信は「いまでは普通の行動」という見方に同意している。

研究者たちは、今回研究の対象となった1990年代半ばから2000年代半ばに生まれた世代「ジェネレーションZ」が、本当にある状況でのメッセージ送受信が不適切だと思っているのか、もしくは彼らの間で新しいスマホマナーが生まれつつあるのかを研究者は調べている。

また、今回の結果からは一つの疑問がわく。若者が常に携帯電話を手放せないのは、大切な人たちとすぐにつながりたいからだともいわれているが、もしそうだとしたら、なぜ大学生たちは、目の前の人と一緒に何かをしている時でさえ、つながりを求めてスマホに向かうのだろうか? 研究者たちは次のように述べる。

人々が、すぐそばにいる大切な人たちとの関係を損なってまで、遠くにいる他者とつながることを選んでいることは興味深いことだ。しかもそれが正しい行為ではないと認識しているにも関わらずだ。今後、スマートフォンでメッセージを送受信することがなぜ人々の注意をそらし、結果的に人と人との直接の交流を損なわせるのかを調査したい。

今回の調査については異論もあるだろう。研究の対象者は大学生で全人口を正確に反映したものとはいえないし、ジェネレーションZのスマホでメッセージを送受信する習慣を正確に把握するには、より幅広い年齢層との比較が必要だ。

しかし、今回の調査でメッセージの送受信に関するマナーの意識がまだ存在していることが分かった、と研究者はいう。ただ、彼らは自分自身がメッセージを送っている時にそのマナーを当てはめることはないようだ。

この研究の論文は、『The Social Science Journal』誌に掲載された。

この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。

[日本語版:湯本牧子、合原弘子/ガリレオ]

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