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ネパール大地震で死者5000人との見方も 100万人近い子供が「深刻な被害」

2015年04月27日 20時13分 JST | 更新 2015年04月27日 20時13分 JST
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[カトマンズ/ニューデリー 27日 ロイター] - ネパールで25日に発生したマグニチュード(M)7.9の大地震で同国内務省は27日、死者が3726人になったと明らかにした。政府当局者の間では、死者が5000人に達するとの見方もある。同国の震災規模としては81年ぶりの大きさ。

日本の国内メディアによると、世界最高峰エベレストで雪崩に巻き込まれ、50代の日本人男性1人が死亡、日本人女性1人が負傷したという。

現地では強い余震が続いており、首都のカトマンズでは倒壊・半壊した家屋から避難した家族らが道路にマットを敷いたり、雨よけのテントを立てるなどして不安な夜を過ごした。市内の病院が満杯のため屋外で横たわる病人や負傷者も多く、カトマンズ医療大学では野外に手術用テントも設置された。

営業している数少ない商店も品物はほとんどなく、薬局では市民らが商品を競い合って買う姿も見られた。また給水用トラックに長い行列ができていた。

大規模な雪崩で日本人1人を含む17人が死亡したエベレストでは、外国人など数百人の登山者がなお下山できずにいる。

都市部から離れた地域では救助隊が行きつけない場所もあるほか、がれきの下になお遺体が埋まっているとみられることから、死者数は今後さらに増加するとみられている。

一方、海外からの救援物資や救助隊も到着しつつある。インドは衣料品や救助チームを空輸したほか、中国は60人態勢の緊急救助チームを派遣。また、パキスタンは医療設備などを備えた軍機4機を派遣した。ただ、カトマンズの主要空港が27日も余震の影響で繰り返し閉鎖され、一部の救援機が着陸できないなど、現地で活動を始めた国際救助隊は少数にとどまっている。

ネパールでは1934年に8500人の犠牲者を出した大地震が発生しており、今回はそれに次ぐ規模となっている。

ネパール地震、100万人近い子供が「深刻な被害」=ユニセフ

[ムンバイ 27日 ロイター] - 国連児童基金(ユニセフ)は27日、3200人以上の死者を出したネパール大地震により深刻な被害を受けている子供たちが100万人近くいると発表した。

ユニセフによれば、屋外テントや屋根のない場所で仮眠をとっている人が数十万人にのぼることから、現地の救援隊は、水を媒介とする伝染病や感染症の発生を警戒している。

ユニセフのクリストファー・タイディ広報官は「現時点でわかっているだけで、深刻な被害にあった子供たちが100万人近くいる。現時点で最大の懸念事項は子供たちがきれいな水やトイレを利用できるかどうかだ」と電話取材に答えた。

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