資生堂、美容部員の正社員採用を復活 11年ぶり、その狙いは?

資生堂は27日、デパートなど店頭で対面販売を担う美容部員「ビューティーコンサルタント(BC)」を、2016年4月から11年ぶりに正社員として500人を採用すると発表した。

大手化粧品メーカー「資生堂」は4月27日、デパートなど店頭で対面販売を担う美容部員「ビューティーコンサルタント(BC)」について、2016年4月入社の新卒500人を正社員採用すると発表した。BCの正社員採用は11年ぶり。BCの意欲を引き出し、販売力を強化するのがねらい。SankeiBizなどが伝えた。

化粧品市場はドラッグストアなどの販売の割合が増え、資生堂は美容部員の採用を05年4月を最後に契約社員に切り替えていた。だが、年200~300人の大量退職期を迎え、人材育成が必要と判断した。

魚谷雅彦社長は同日の記者会見で、「ブランド価値をつくる店頭で顧客と接点を持つ美容部員が活力を持つことが重要だ」と述べた。M&A(企業の合併・買収)では、ベンチャー企業への数十億円規模の出資などを検討する。

資生堂、11年ぶり美容部員正社員 来春新規採用500人 顧客対応を強化 - SankeiBiz 2015/04/28 06:19)

現在は約1万人の美容部員のうち約2千人が契約社員だが、試験を実施して、合格者から順次、正社員にする

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