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瀬戸内寂聴さん、胆のうがん乗り越え「色っぽくなった」

2015年05月14日 23時24分 JST | 更新 2016年10月09日 16時26分 JST

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瀬戸内寂聴氏、胆のうがん乗り越え「色っぽくなった」

天台宗の尼僧で小説家の瀬戸内寂聴氏(92)が14日、NHK『クローズアップ現代』(月~木 後7:30)に出演。昨年、胆のうがんで寝たきりとなった際の闘病の苦しみや、復帰第一作小説に込めた思いなどをインタビューで語った。

かつて同番組のインタビューで「書いてる時にバタッと死ねたら最高」と語っていたが、昨年は病気によってペンも握れないほど体調が悪化。懸命のリハビリにより、今年4月には一人で歩けるまで回復した寂聴氏は、自分が痛みを味わったことで、「これまで体の弱い人の相談にも乗ってきたが、その人の本当の気持ちがわかっていなかった」と回想した。

闘病中、寝たきり生活で気持ちが落ち込む日々が続くなかで、もともとは陽気な性格だったが、「うつ状態になっていた」と告白。「これを回復させないと病気も治らないんだ」と考え、本をたくさん読むことでうつを乗り越えたと打ち明けた。

闘病生活を乗り越え1年ぶりに執筆したのは、愛に飢えた91歳の老人を主人公にした小説『どりーむ・きゃっちゃー』。「小説を書くことが欲望」と語る寂聴氏は、年を取るごとに「むしろ色っぽくなった」といい、「年をとって思考力や体力が低下してくると思い込み過ぎ。人間は死ぬまで元気なはず」と持論を展開する。

若い世代に残したいことを聞かれると、「青春は恋と革命」と断言。「若い時は恋を夢中になってしなさい」「親に反対されても、周りとあつれきを生んでも、自分の革命を起こして自分の好きなことをしなさい」と、含蓄のあるメッセージを送った。

あした15日で93歳を迎える自身の人生を「本当に短い。あっという間」と振り返り、自分の墓石に彫りたい言葉として「愛した 書いた 祈った 寂聴」と締めくくった。

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