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オスプレイが着陸失敗して炎上 ハワイで乗員1人死亡 これまでの事故率は?

2015年05月18日 00時27分 JST | 更新 2015年05月18日 00時31分 JST

ハワイのオアフ島で5月17日、訓練中のアメリカ海兵隊のオスプレイが着陸に失敗して炎上した。、乗員の海兵隊員1人が死亡したと、地元のテレビ番組「ハワイ・ニュース・ナウ」が報じた。

朝日新聞デジタルによると、残りの全乗員21人が病院に搬送された。着陸に失敗したオスプレイは、カリフォルニア州に司令部を置く海兵隊第15遠征部隊に所属しており、10日に同州サンディエゴを出発し、アメリカの太平洋軍や中央軍に7カ月派遣される予定で、ハワイで訓練を実施していた。海兵隊では事故原因を「調査中」としているという。

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海兵隊用のオスプレイ「MV-22」

■オスプレイとは、どんな航空機か

オスプレイの正式名称はV-22。現在、海兵隊用「MV-22」と空軍用「CV-22」の2機種が製造されている。愛称のオスプレイは、タカの仲間の鳥「ミサゴ」の英語名だ。

ティルトローター方式を採用した垂直離着陸機で、飛行機のような翼の両端にヘリコプターのようなローターを備えている。ローターの角度を垂直方向から水平方向まで変えることができるため、ヘリコプターのように垂直離着陸や空中停止することも、飛行機のように水平に高速飛行することも可能だ。

アメリカ軍の輸送ヘリ「CH-46」と比べて時速は約500kmで約2倍。航続距離は約3900kmで、5倍以上になる。こうした点から、北朝鮮や中国に対する軍事抑止力として、日本政府は期待している。

朝日新聞デジタルによると、海兵隊仕様のMV-22は、すでに沖縄県にある普天間基地に24機配備されており、陸上自衛隊も同機種のオスプレイを2018年までにアメリカ側から計17機を購入することを決め、佐賀空港への配備を検討している。このほか、アメリカ国防総省は11日、米空軍仕様で特殊部隊などの輸送に使用するオスプレイ「CV-22」を計10機、都内の横田基地に配備すると発表している。

■気になる事故率は?

飛行機とヘリコプターの長所を組み合わせた複雑なシステムは、操縦にも高度な技術が必要となる。オスプレイは開発段階で4回、正式配備後は4回の重大事故を起こしており、計36人が死亡している。開発当時は「ウィドウ・メーカー」(未亡人製造器)と呼ばれていたほどだった。

ただし、防衛省が2012年8月にまとめた資料によると、アメリカ軍の海兵隊が運用する最新機種「MV-22B」の10万飛行時間あたりの事故件数を示す「事故率」は1.93で、海兵隊の平均2.45より低い。日本の自衛隊で輸送ヘリとして活躍しているCH-47(チヌーク)も事故率は3を超えている

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