「絶歌」啓文堂書店では販売せず 元少年Aの手記【神戸連続児童殺傷事件】

東京・神奈川で38店を展開する書籍チェーン「啓文堂書店」が、神戸連続児童殺傷事件の加害男性「元少年A」が書いた手記「絶歌」(太田出版)を全店で扱っていないことがわかった。
太田出版

東京・神奈川で38店を展開する書籍チェーン「啓文堂書店」が、神戸連続児童殺傷事件の加害男性「元少年A」が書いた手記「絶歌」(太田出版)を全店で扱っていないことがわかった。

啓文堂書店を運営する京王書籍販売(東京・多摩市)の担当者は6月15日、ハフポスト日本版の電話取材に答えた。「被害者遺族の心情に配慮した結果、6月11日に発売される前の時点で、一切取り扱わないことを決めました。お客様からの注文も受け付けていません」と説明している。

「絶歌」をめぐっては、被害者の遺族から出版中止を求める声が出ている。「元少年A」に当時11歳だった息子を殺害された土師守(はせ・まもる)さんは10日、「少しでも遺族に対して悪いことをしたという気持ちがあるのなら、今すぐに、出版を中止し、本を回収してほしい」と声明を出した

神戸連続児童殺傷事件

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