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デフォルト危機のギリシャ支援協議、再び物別れ 合意の最終期限迫る

2015年06月25日 19時54分 JST | 更新 2015年06月25日 20時58分 JST
ASSOCIATED PRESS
Greek Prime Minister Alexis Tsipras, left, speaks with German Chancellor Angela Merkel during a round table meeting at an EU summit in Brussels on Thursday, June 25, 2015. Greece and its creditors launched a new round of talks in Brussels early Thursday in a fresh bid to unlock billions of euros in loans and save the country from bankruptcy. (AP Photo/Geert Vanden Wijngaert)

[ブリュッセル 25日 ロイター] - ギリシャ支援をめぐりブリュッセルで25日開催されたユーロ圏財務相会合(ユーログループ)は、双方の溝が埋まらず、協議は再び物別れに終わった。27日に再度会合を開き、デフォルト(債務不履行)回避へ最後の折衝に臨む。合意持ち越しは週内3度目。

依然として税制や年金・労働改革が主な争点となっている。

欧州委員会、欧州中央銀行(ECB)、国際通貨基金(IMF)のトップは、25日朝までに信頼ある改革案を提出するようチプラス首相に最後通告をつきつけていたが、ギリシャは妥協を拒んだ。

ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)のデイセルブルム議長(オランダ財務相)は会合後、ギリシャが新たな提案を示す、または債権団の改革を受け入れるための扉はまだ開かれていると述べた。

議長はその後に開催された欧州連合(EU)首脳会議で、交渉の行き詰まりについて報告した。

EU首脳会議は移民問題や英国が残留の条件として要求しているEU改革を話し合う場だったが、ギリシャ問題についても2時間ほど討議した。

債権団の改革案を受け入れるよう求められたチプラス首相は、ギリシャの運命を国際通貨基金(IMF)に任せず、責任を取るよう各首脳に訴えた。だが首脳らはギリシャの支援協議は財務相会合で行われるべきとの立場を貫き、介入することを拒否したという。

ギリシャのバルファキス財務相はユーログループ会合後、「債権団は自らの案とギリシャの案の両方を再度精査する。解決策が見つかるまで話し合いを続ける」と語った。

ドイツのメルケル首相はこの日、欧州人民党(EPP)幹部との会合で、ギリシャ支援協議について来週29日の金融市場の取引開始までに合意する必要があるとの考えを示した。会合に出席していた複数の関係筋が明らかにした。首相は合意を望むが「ギリシャの脅迫は受けない」とも述べた。

来週30日には、IMF融資が返済期限を迎えるため、週末に合意が得られなければ、ギリシャはデフォルトに陥る。実際にそうなれば預金の取り付け騒ぎが発生し資本規制が導入される可能性があり、ギリシャのユーロ圏離脱も現実味を増す。

ただECBの量的緩和などを背景に、ユーロ圏債務危機が深刻化していた2012年に比べると、市場の動揺は抑えられているもようだ。

ドイツ議会は29日にギリシャ融資実施の承認を行う必要があり、オーストリアのシェリング財務相はその前日の28日が合意の最終期限だと述べた。

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