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「題名のない音楽会」佐渡裕から五嶋龍に司会交代へ 理由は?

2015年06月29日 01時41分 JST | 更新 2015年06月29日 01時50分 JST
KAZUHIRO NOGI via Getty Images
TOKYO, JAPAN: Japanese Yutaka Sado (C), 44, conducts during his mini concert at a musical instrument store in Tokyo, 26 June 2005, while customers look on. Sado takes over the baton from his late master Leonard Bernstein to conduct memorial concerts in Hiroshima and Nagasaki marking the 60th anniversary of the nuclear bombings and praying for world peace still under threat of terrorism. AFP PHOTO / Kazuhiro NOGI (Photo credit should read KAZUHIRO NOGI/AFP/Getty Images)

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『題名のない音楽会』7年半ぶり司会交代 佐渡裕から五嶋龍へバトンタッチ

1964年8月から放送され、50年を超える歴史を誇るテレビ朝日系音楽番組『題名のない音楽会』(毎週日曜 前9:00)で、2008年から7年半にわたり司会を務めてきた世界的指揮者の佐渡裕(54)が、9月27日放送回をもって番組を卒業することがわかった。10月4日からは、ヴァイオリニストの五嶋龍(26)が司会者のバトンを受け継ぐ。

司会交代の経緯について佐渡は「今年9月から、オーストリアで107年の歴史のある名門、トーンキュンストラー管弦楽団の音楽監督を務めることとなり、年間4ヶ月ちかくウィーン(オーストリア)に滞在する生活になります。引き続きヨーロッパを中心に客演指揮者としてオーケストラの指揮活動をしていくことを考えると、どうしても毎週番組を作っていくことが、物理的に不可能になってしまいました」と説明。「番組を離れるのは寂しいですが、この7年半で自分が得たことを糧に、本業の指揮をこれまで以上に頑張っていかなければならないと思っています」と前向きに語っている。

佐渡は、2007年に急逝した作曲家でピアニストの羽田健太郎さんの後を引き継ぐかたちで、08年4月の放送から登場。当時すでに日本を代表する指揮者として世界で活躍する身で、毎週放送される番組司会就任は驚きをもって報じられた。本業の指揮はもちろん、京都市出身の関西人らしい笑いを盛り込んだトークや、人間味あふれるリアクションで視聴者を魅了。世界各地でのコンサート活動を続けながら、忙しいスケジュールを縫って番組の企画にも携わるなど、まさに八面六臂の活躍で番組を導いてきた。

鬼久保美帆プロデューサーは「ベルリン・フィルのような世界最高峰のクラシック音楽から、一般視聴者の参加型企画まで、幅広く音楽の楽しみ方を番組でお伝えできたのも、実力を兼ね備えながら、気さくな佐渡さんのお人柄ゆえかと思います」と感謝。「佐渡さんがさらに世界へ飛躍することは私たちにとっても喜びであり誇り」と“円満”に送り出す。

後任の五嶋は、3歳でヴァイオリンをはじめ、7歳にしてオーケストラとの共演を果たしデビュー。その記念すべき舞台のオーケストラを指揮したのが佐渡だった。幼いころから神童の呼び声高く、同じく世界的ヴァイオリニストである五嶋みどりの弟としても注目を集めてきた。

司会者交代に伴い、番組内容もリニューアル。クラシック音楽の醍醐味に加えて、五嶋の持ち味を生かせる異ジャンルとのコラボレーション・プログラムなども展開する予定。五嶋の初収録は7月15日、東京オペラシティにて。放送は10月4日。

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