インドネシアのメダンで軍用機墜落 搭乗の100人超死亡か

インドネシア北部メダンで30日、同国軍の輸送機が離陸後間もなく住宅街に墜落し、100人以上が死亡した可能性が出ている。アグス空軍参謀長は地元テレビに対し、搭乗者は113人で、生存者はいないもようだと述べた。

インドネシア北部メダンで30日、同国軍の輸送機が離陸後間もなく住宅街に墜落し、100人以上が死亡した可能性が出ている。アグス空軍参謀長は地元テレビに対し、搭乗者は113人で、生存者はいないもようだと述べた。

墜落したのは約50年前に開発されたC130B輸送機。同機には空軍の家族も搭乗していた。同機が墜落直前に爆発したように見えたとの目撃情報もある。墜落現場には家屋やホテルがあった。

現場近くの病院関係者は、これまでに55人の遺体を収容したと明らかにした。現場では機体の残がいから黒煙が上がり、多くの住民が集まっているという。

同機は空軍基地からスマトラ沖のリアウ諸島に向かっていた。メディアの報道によると、操縦士が技術的なトラブルが発生したため、基地に戻りたいと連絡したという。

現場近くのホテルの従業員は電話で「(輸送機が)頭上を数回通った。とても低い位置でだ」と当時の状況を説明。「炎と黒煙が見えた。その後、ホテルの屋根に墜落し、すぐに炎上した」と話した。

[メダン(インドネシア) 30日 ロイター]

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