三木谷浩史オーナーの現場介入が理由? 楽天・田代富雄打撃コーチが辞任

楽天球団は30日、田代富雄打撃コーチが退団することを発表した。打撃不振の責任を取った形だが、その背景はなにか。
Getty/時事通信社

楽天球団は7月30日、田代富雄打撃コーチ(61)が退団することを発表した。スポニチは次の通り伝えている。

代わりに2軍の草野大輔打撃コーチ(38)が就任する見込み。チームは現在、借金9の5位に低迷。銀次ら主力野手に故障者が続出し、チーム打率・245、300得点はリーグ最下位と打撃不振が成績に直結している。

球団はテコ入れを図るため田代コーチに1、2軍の入れ替えを打診したが同コーチは固辞。5連敗を喫した29日のソフトバンク戦(盛岡)後、辞任を申し入れた。

楽天・田代打撃コーチ辞任 球団は2軍入れ替え打診も固辞 ― スポニチ 2015/07/31 05:30)

田代コーチの辞任について、産経ニュースは「三木谷浩史球団オーナー(50)の現場への介入に不満がたまったことが辞任の最大の理由」と報じている。

今季の楽天には三木谷オーナーの現場介入が多く、田代コーチの不満は蓄積していた。

同オーナーは1、2軍の選手入れ替えなどのほか、試合直前にオーダーの変更を要求することもしばしばだったという。

【プロ野球】三木谷オーナーの現場介入に「やっていられない!」 楽天・田代打撃C辞任 - 産経ニュース 2015/07/31 10:00)

田代コーチは2012年に楽天の2軍打撃コーチに就任。2013年からは1軍打撃コーチを務め、同年の球団初の日本一に貢献した。藤沢商高(現藤沢翔陵高)から1973年ドラフト3位で大洋(現DeNA)に入団し、主砲として活躍。通算成績は打率.266、278本塁打、867打点。選手時代の愛称は「オバQ」。

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