ライフスタイル

コーヒー大好きシドニーの街には、独自のカフェ文化が根付いている(動画)

2015年08月28日 19時51分 JST | 更新 2015年08月28日 20時01分 JST

オーストラリア人はコーヒーが大好きだ。

午前6時から10時の間に、Instagramにログインしてタイムラインを眺めていると、どれだけ琥珀色の液体が愛されているか実感する。オーストラリア人はコーヒーなしでは生きられないのだ。

「オーストラリアでコーヒーが愛されるようになった歴史は、比較的新しいのです。ヨーロッパでは生活に根付いて長いことたちますが、オーストラリア人はまだ、コーヒーの儀式を楽しんでいるようです」と、オーストラリアの大手コーヒーブランド、ヴィットリアのローランド・シレイト社長は話す。

ちなみに、オーストラリア人の1人当たりのコーヒー消費量は3kgで、世界42位。フィンランド(12kg)が1位だ。

シレイト社長は言う。「私の祖父は1940年代にオーストラリアに移民してきました。当時、小さな移民の社会では、炭酸水やパルメザン・チーズ、バルサミコ酢やコーヒーなど、日々の食品に事欠いていました。祖父は移民社会用に、こういった食品の輸入を始めました。そして1950年代からはヨーロッパ風カフェ向けに、コーヒー豆をローストして卸し始めたのです」

「1980年代、オーストラリア社会でコーヒーは爆発的に普及していきました。実に多様な独自のカフェ文化が花開き、チェーン展開するアメリカのコーヒー店は根付きませんでした」

なるほど。で、どんなコーヒーが人気ですか?

「やはり、抜群に人気なのはカプチーノと、泡立てたスチームミルクをエスプレッソに注ぐ『フラットホワイト』でしょうね。でも、エスプレッソにスチームミルクを浮かべる『ピッコロ・ラテ』も最近増えています」。シドニーのカフェ「Jad's Place」のオーナー、ジャド・ナーメタラーさんが語る。

シレイト社長の意見も同じだ。

「オーストラリア人といえばフラットホワイトですよ。カプチーノとラテも人気ですけどね。こだわる人はスキムミルクや豆乳を入れるコーヒーとか、カフェインフリーなんて認めないでしょうけど、個人的にはお客さん次第で、お好きな飲み方で楽しんでいただければいいと思います」

しかも、オーストラリア人はコーヒーの注文の仕方も独特なのだ。

コーヒーメーカー「ネスプレッソ」の調査では、オーストラリア人の87%が、ストロングやダブルショット(42%)、ぬるめ(15%)など、コーヒーを注文するときに自分好みの頼み方をする。

カフェやレストランで出される不味いコーヒーは苦みが残る。オーストラリア人は50%が、苦いコーヒーを出されると怒りを感じる。17%は後悔し、6%は「1日が台無しだ」と感じる。

バリスタにとっては、失敗は許されない。ほぼ2人に1人(47%)が「不味いコーヒーを出されたら、二度とその店には行かない」という。

コーヒーがいちばんよく飲まれるのは月曜日? いえいえ。

ナーメタラーさんによれば「うちでいちばんコーヒーが出るのは水曜日ですね。週の真ん中でみんなコーヒーをおかわりして頑張るんでしょう。月曜日はまだ、仕事に意欲がわかないのかな」

では家庭では? 基準は同じくらい高い。

ネスプレッソの調査によれば、オーストラリア人は、おいしいコーヒーを出されたら、家族や友人と過ごす時間が長くなる。お客さんにインスタントコーヒーを出すなんて、もってのほかだ。

ほかの飲み物にもコーヒーを入れたがる。オーストラリアのココナツジュースブランド「H2COCO」は最近、「ココ・エスプレッソ」という飲み物を売り出した。新鮮なココナツジュースとコーヒーを混ぜて、印象的なヒット商品になった。

ヴィットリアだけでも、オーストラリア国内で販売するコーヒーは、1日におよそ200万杯になる。

ナーメタラーさんは「気に入ったコーヒーに巡り合えないと怒り出す人もいる。バリスタ次第で気分も左右されるのかも」と話している。

この記事はハフポスト・オーストラリア版に掲載されたものを翻訳しました。

コーヒーデザート

ハフポスト日本版ライフスタイルはTwitterでも情報発信しています