【黒猫メイド魔法カフェ】広島で全焼、3人死亡 「仲良くしたメイドにこんなことが」

10月8日夜、広島市中区のメイドカフェ「黒猫メイド魔法カフェ 流川店」が入居した雑居ビルが全焼した。
時事通信社

10月8日夜、広島市中区のメイドカフェ「黒猫メイド魔法カフェ 流川店」が入居した雑居ビルが全焼した。焼け跡から男女とみられる2人の遺体が発見された。ビルに入居するメイドカフェの従業員で所在が分からない女性(28)と、同店の客の男性とみられ、身元の確認を急いでいる。重体となっていた男性客(36)も死亡し、死者は計3人となった。47NEWSなどが報じた。

毎日新聞によると、火災現場の流川地区は、広島市最大の歓楽街。出火直後のビルからは炎が噴き出し、何かが爆発するような音も2、3回した。通りは飲食店などの客や通行人らで騒然となった。近くの花屋オーナーの男性(61)は「メイドの格好をした女の子が7、8人、悲鳴を上げながら飛び出してきた。外では地面に倒れた女の子2人が毛布をかけられ、動かなかった」と話したという。

朝日新聞デジタルによると、夜が明けた9日午前7時ごろには、メイドカフェに来店したことがあるという派遣社員の男性(22)が現場近くを訪れた。2014年11月から店に通い始め、SNSで火災を知り、駆け付けた。「仲良くしてくれたメイドさんたちにこんなことが起こるなんて……」と声を詰まらせたという。

黒猫メイド魔法カフェの公式サイトでは「広島初の東京アキバ風キッチンスタイルの急接近な萌えカフェです。喫茶店として! ショットバーとして! いつでも気軽に可愛いメイドさんに逢いに来てくださいね」と、自店を紹介していた。

Twitter上では、火災当時の模様を伝える写真が投稿されている。ビルが激しく燃え上がり、火柱のようなものも確認できる。

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