大阪・梅田の阪急百貨店で、聴導犬と同伴での入店を断られたケースがあり、阪急百貨店が謝罪した。
聴導犬の入店を断られたのは、聴導犬の普及と理解を促すNPO法人の代表を務める女性。
女性のFacebookによると、10月3日、阪急百貨店で開かれた補助犬の啓発イベントに出演したあと、同じフロアに入店している喫茶店とクレープ店2店から入店を拒否された。
投稿は400件を超えてシェアされ「すごくショック」「なんとも悲しい出来事」といった書き込みが相次いだ。
女性は6日、阪急側から謝罪と、全店を挙げての啓発活動があったことをFBで報告した。
私は今まで多くのお店に聴導犬同伴拒否されて来ました。
私は家族と一緒に食事をしたかったのですが、拒否されてしまい、私以外の家族は入店、
私は聴導犬レオンと一緒に廊下で待っていました。
その時、私の家族はあまりにも我慢できず、お店から出てきました。(中略)
みんなと同じように食事をとりたいのに、気持ちよく食事をとることもできない辛さ。
ただ、楽しくお茶を飲み、食事をとりたいだけなのに・・・。
このような事が今までたくさんありました。
辛い思いをするのは自分だけでよいと思いましたが、
他の補助犬ユーザーのことを考えると
引き下がってはならないと思いました。
(Mamieより 2015/10/06 12:48)
また「ペット社会と言われている日本だが、ペットのしつけができていない飼い主が多い。ドイツはペットを飼育する前に訓練所に行くことが定められている」と、入店拒否の背景にある「ペットのしつけ」にも懸念を示した。
阪急百貨店は7日に「補助犬の受け入れを積極的に行っている施設にも関わらず、スタッフへの周知徹底ができていなかった今回の事態を厳粛に受け止め、今後このようなことを起こさないよう、改めて従業員の再教育および周知徹底を行」うと謝罪した。
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