政権交代のカナダ次期首相、対IS「有志連合」から撤退 オバマ大統領に通告

カナダのトルドー次期首相は20日、オバマ米大統領と電話で会談し、過激派組織「イスラム国」に対する有志連合の戦いから手を引くと伝えた。
Reuters

[モントリオール/オタワ 20日 ロイター] - カナダのトルドー次期首相は20日、オバマ米大統領と電話で会談し、過激派組織「イスラム国」に対する有志連合の戦いから手を引くと伝えた。ただ、人道支援や軍事訓練での協力は続ける。

総選挙で圧勝したトルドー氏は対イスラム国戦線からの撤退を公約に掲げていた。

一方、カナダと米国を結ぶ石油パイプライン「キーストーンXL」計画については電話会談で取り上げられなかった。

同計画をめぐっては、ケリー米国務長官はカナダの政権交代が計画の承認をめぐる自身の決断に影響を及ぼすことはないと述べた。

トルドー次期首相はキーストーンXL計画を支持しているほか、カナダと米国の冷えた関係を修復すると約束している。

また、同次期首相は新内閣を11月4日に発表すると明らかにした。

関連記事

TURKEY-SYRIA-CONFLICT-KURDS

イスラム国

注目記事