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東京オリンピック、整備費38億円を他の事業に付け替え コスト削減は見かけだけ?

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東京オリンピックの会場「海の森水上競技場」について都は「整備費を半額以下に圧縮した」と発表していたが、38億円分は、他の事業に付け替えていただけだったことが判明した。オリンピックとは別の事業になったことで、見かけ上の工費が削減された格好だ。10月20日、毎日新聞などが報じた

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海の森水上競技場
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海の森水上競技場の整備費は、招致段階の2013年1月に公表された当初計画では69億円と見込まれていた。ところが、開催決定後に行った調査の結果、周辺の護岸工事などが必要だと発覚。周辺整備費を含めた整備費は、1038億円に跳ね上がった

このため、2014年11月、都は会場レイアウトの見直しなどを行い、整備費を491億円にまで圧縮する試算を公開。この時に、コースを遮る中潮橋の撤去費用38億円を、オリンピック以外の事業に変更した。

これについて都の担当者は「オリンピックが開かれなくても橋は架け替える予定だった」としたうえで、「当初は橋の撤去と護岸工事を一体で行う計画だったが、コスト削減で護岸工事を取りやめたため、橋の撤去はオリンピックとは別の事業として行うことになった」と説明した。10月20日付の東京新聞の記事によると、中潮橋の撤去は環境局の事業になっていた。

なお、2014年12月22日に行われた都議会のオリンピック・パラリンピック推進対策特別委員会では、公明党所属の都議がオリンピックに利用される施設の整備費用について質問。このとき、都のオリンピック・パラリンピック準備局の担当者は、「中潮橋は環境局所管」としたうえで、「臨港道路南北線に接続する中防内五号線の橋梁整備に伴い、撤去される予定」と回答していた。

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東京オリンピック(1964)
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