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紅葉さんぽに出かけよう。憧れの山々から神社仏閣まで

2015年11月21日 19時00分 JST | 更新 2015年11月21日 19時03分 JST

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紅葉シーズンがやってきました。モミジにイチョウ、桜など、山や庭園が錦のように鮮やかに彩られる紅葉。ひとくちに紅葉を楽しむといっても、スポットによってさまざまな趣があります。

今回は、紅葉のメカニズムと各地の見所を紹介します。

■紅葉はなぜ起こる?

秋の深まりとともに、花々は次第に姿を消して、そのかわりに葉が色づき始めます。なぜ、紅葉するのでしょうか。

それは、植物が葉を落とそうとするからです。日が短くなり、太陽の高度が低くなることで、植物はあまり光合成できなくなります。葉を維持するのにもエネルギーが必要なため、あまりエネルギーを得られない冬に向けて、なるべく葉を落として消費エネルギーを抑えようとするのが秋の落葉です。

葉を落とす前に、植物は葉に栄養がいかないよう、葉と枝の間に壁を作ります。このとき、葉の中の緑色の色素が消えて黄色い色素が残ったり、葉で作られた栄養素が行き場を失って赤い色素が合成されたりするのが、紅葉のメカニズムです。

紅葉が始まるきっかけは、日中の気温です。気温が8℃を下回る時間の長さがある基準を超えると紅葉が始まるという報告があります。

春は、桜前線が日本列島の南西から北東へと進んでいきますが、秋は紅葉前線が桜前線とは反対の向きに進んでいきます。

■色とりどりの山の紅葉

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全国でいちはやく美しい紅葉を楽しめるのが、山の上です。山の上や盆地は、日中の寒暖の差が大きく、とりわけ美しい紅葉が見られる傾向にあります。

北アルプスの立山連峰など、標高の高い場所では9月下旬から山が色づきはじめ、徐々に低いところへと降りていきます。山の斜面が赤や黄色に彩られるのは圧巻です。

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富士山と紅葉の組み合わせもすばらしいですね。

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10月下旬から11月上旬には、青森県の奥入瀬渓流の紅葉も見ごろを迎えます。ひんやりとした渓流と紅葉の組み合わせは、深まりゆく秋を実感できることでしょう。

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■人の手による紅葉の美を堪能

寺社仏閣や日本庭園の紅葉は、山とは違った美しさがあります。

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巧みに配置されたモミジからは、庭師の繊細な美意識が伝わってきます。

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部屋の中から庭園を見るのも趣があります。窓枠や縁側が額縁のように庭の景色を切り取れば、まるで絵画を見るようです。

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水に浮かぶモミジも、かわいらしいですね。澄んだ池だと、床に何層にも重なって沈んだモミジも観察できます。これがまた、時が止まったかのように静謐な美を生み出しています。

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ときには、紅葉がライトアップされることも。暗闇の中に色とりどりの葉が浮かび上がり、水面にぼんやりと写った紅葉が写るさまは、実に幻想的です。

寺社仏閣の多い京都は、どこへ行っても紅葉を楽しめます。数ある紅葉の名所の中で、とりわけダイナミックな場所といえば、嵐山です。こちらは例年11月中旬から12月上旬が見ごろです。

■公園の紅葉も楽しもう

身近に楽しめる紅葉といえば、公園や並木道です。あたり一面が黄金に染まる銀杏並木は、この時期とてもロマンチック。

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一面の落ち葉をパリパリと踏みしめて歩くのもこの季節ならではの楽しみです。

紅葉を眺めながらベンチで読書というのも素敵な過ごし方ですね。落ち葉の乾いた匂いも秋の醍醐味です。

こうしてみると、紅葉スポットは実にさまざま。旅行がてら遠くの紅葉スポットに足を延ばすのもよし、近所の公園を散歩してみるのもよし。ちょっと木枯らしが身に沁みますが、晴れた日は外に出て、思う存分秋を堪能しましょう。

(気象予報士・ライター 今井明子

秋の京都 写真集

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