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菊地直子被告、逆転無罪判決で釈放される オウム真理教の都庁小包爆発事件【UPDATE】

2015年11月27日 15時10分 JST | 更新 2015年11月27日 19時06分 JST

【UPDATE】2015/11/27 17:31

元オウム真理教の信徒・菊地直子被告(43)に、無罪が言い渡された。

NHKによると、菊地被告は釈放され、東京拘置所を出た。

オウム真理教が1995年に東京都庁で起こした郵便小包の爆発事件で、爆薬の原料を運んだとして、菊地被告が殺人未遂幇助罪などに問われた裁判の控訴審判決が11月27日、東京高裁であった。大島隆明裁判長は、懲役5年とした一審の裁判員裁判の判決を覆し、菊地被告に無罪を言い渡した。朝日新聞デジタルなどが伝えた。

裁判では、菊地被告が薬品を運んだ際、事件に使われると知っていたのかが焦点になった。

控訴審で弁護側は「被告は何のために薬品を運ぶのか説明されておらず、人の殺傷につながるとは認識できなかった」と無罪を主張。一方の検察側は「一審判決は当時の客観的な状況などに基づいて認定しており、正当だ」として控訴の棄却を求めていた。

オウム菊地直子被告に無罪判決 都庁小包爆発 東京高裁:朝日新聞デジタルより 2015/11/27 13:40)

高裁判決は、検察側の主張を退け「人を殺害するためと認識していたとは、証拠上認められない」とした。

この日の高裁判決は「危険な物であっても、直ちにテロの手段として用いる爆発物などを製造すると想起することは困難」と指摘。「運搬した薬品が人を殺害するための原料であると認識していたとは、証拠上認められない」と判断した。

オウム菊地直子被告に無罪判決 都庁小包爆発 東京高裁:朝日新聞デジタルより 2015/11/27 11:07)

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事件は1995年5月、東京都庁に届けられた知事あての郵便小包が爆発し、職員が指を吹き飛ばされる重傷を負った。

菊地被告は、1995年3月の地下鉄サリン事件で共謀したとして警視庁から殺人容疑で特別手配されていたが、逃走を続け、2012年6月に潜伏中の神奈川県内で発見された。逮捕後に東京地検は、地下鉄サリンやVXガスなど他の3件の殺傷事件について嫌疑不十分で不起訴処分としており、都庁の事件について裁判が続いていた。

オウム真理教事件から20年

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