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津波に浸かった南三陸町の公立病院、台湾の義援金22億円で復活

2015年12月15日 00時38分 JST | 更新 2015年12月16日 01時05分 JST
南三陸町

東日本大震災の津波で被災した宮城県南三陸町の公立病院が高台の土地に再建されて、12月14日に開業した。NHKニュースによると、津波で壊滅した宮城、岩手両県の6つの公立病院のうち、本格復旧したのは初めて。

震災当時は「志津川病院」という南三陸町で唯一の総合病院だった。しかし、震災の津波で5階建ての建物の4階まで水に浸かり、患者と看護師合わせて74人が犠牲になった。震災後、病院の建物は解体。仮設の診療所などで診療を続けてきたが、11月に町の高台に新しい病院「南三陸病院・総合ケアセンター南三陸」が完成した。

朝日新聞デジタルによると、新病院は延鉄筋コンクリート3階建てで、介護サービスなどを行う総合ケアセンターも併設されているという。

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高台に再建された新病院「南三陸病院・総合ケアセンター南三陸」

■建設費の約4割が台湾の義援金

この新病院の建設費用を支えたのは台湾から寄せられた義援金だった。台湾の通信社「中央通訊」によると、建設費約56億円のうち、約4割に当たる22億2000万円を中華民国紅十字会総会(台湾赤十字)が支出した。台湾赤十字が東日本大震災からの復興を支援した建築物の中で最多の支出額だったという。

台湾赤十字の王清峰会長は11月25日に開かれた新病院の落成式で、「日台の友好関係が末永く続くことの象徴」と語ったという。 同病院の敷地内には「台湾の皆さんありがとう」の言葉とともに、「中華民国」の国旗、南三陸町の町旗、「絆」の文字が刻まれた記念碑も設置された

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被災した公立志津川病院


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