【TSUTAYA図書館】海老名市立図書館サイトが他サイトの写真・文章を盗用、謝罪(UPDATE)

レンタルチェーン「TSUTAYA」を展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)などが指定管理者となって運営している神奈川県の海老名市立図書館の公式サイトの告知記事が、他サイトの画像や文章を無断転載したものではないかという疑惑がネット上で指摘されている。12月27日13時現在、該当ページは削除されている。

レンタルチェーン「TSUTAYA」を展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)などが指定管理者となって運営している神奈川県の海老名市立図書館の公式サイトに掲載された告知記事が、他サイトの画像や文章と酷似、無断転載されているのではないかという疑惑がネット上で指摘されている。12月27日13時現在、該当ページは削除されている。

12月27日14時ごろ、CCCの広報担当者はハフィントンポスト日本版の取材に対し、盗用の事実を認め、「イベント担当者がネット検索を行い、許可無く他社の掲載画像、掲載文面を転用したことが判明いたしました」と説明した。現在、海老名市立図書館のサイトには、「中央図書館からのイベント掲載に関するお詫び」として、謝罪が掲載されている。

問題が指摘された海老市立図書館のイベント告知ページ(現在は削除されている)

問題となったのは、イベントの告知ページに掲載されていた「新春 お正月むかし遊び」。年明け1月3日から10日まで、キッズライブラリーで伝統的な玩具を貸し出すというイベントの紹介だが、そのイメージ画像が、京都市のノベルティ・ギフト販売制作会社「メディア・ワークス」の通販サイトに掲載されている写真とほぼ同じものであるという指摘が、12月26日にネット上でされた。

また、ページの文章についても、2006年6月に「All About」に掲載された三浦康子さんによる「子供に伝えたい〜日本のお正月の遊び10選」のものと酷似していることも指摘された。

以下は、海老市立図書館のページに掲載されていた文章。

お正月の遊びといえば、羽根つきや凧あげなどの伝統的な遊びを思い浮かべますが、実際に遊んだことのある方は少ないかもしれません。

しかしそれではもったいない!世代を超えて楽しめ、親から子へ、祖父母から孫へ、伝承する喜びは格別!

遊びを通して知恵や発育を促すものばかりですし、お子さんにとっても素敵な思い出になるでしょう。

以下は、「All About」の記事の一部。

お正月の遊びといえば、羽根つきや凧あげなどの伝統的な遊びを思い浮かべますが、実際に遊んだことのある方は少ないかもしれません。

しかしそれではもったいない!世代を超えて楽しめ、親から子へ、祖父母から孫へ、伝承する喜びは格別ですよ。遊びを通して知恵や発育を促すものばかりですし、お子さんにとっても素敵な思い出になるでしょう。

比較すると、「格別!」という部分のみ、語尾が変更されているかのように見える。

CCCの広報担当者は、ハフポスト日本版の取材に対し、「事実確認をしましたところ、図書館のイベント担当がネット検索を行い

許可無く他社の掲載画像、掲載文面を転用したことが判明いたしました」として、メディア・ワークスなどに謝罪したという。CCCでは、謝罪文を海老名市立図書館のサイトに掲載した。

海老名市立図書館のサイトに掲載された謝罪文

【UPDATE】(2015/12/27/15:00)

ハフポスト日本版の取材に対し、CCCから回答が得られたので、記事の一部を更新しました。

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