17歳少年を川に落とし殺害か、4人を逮捕「川に落ちるか殴られるかどちらかにしろと迫った」

亡くなった少年は、発見されたとき全裸だった。

千葉県警柏署は1月5日、柏市を流れる手賀川に17歳の会社員少年を落としたとして、少年の同僚の小島庸平容疑者(22)ら4人を殺人の疑いで逮捕した。小島容疑者は「一緒にいたけど落としていない」と容疑を否認。他の3人は容疑を認めているという。共同通信などが報じた。

柏署によると、亡くなったのは我孫子市の住宅設備会社に務める佐藤龍太さん。4人は4日午前6時10分ごろ、「同僚が手賀川に入ったきり戻ってこない」と119番した。通報を受けて捜索していた消防隊員らが、川底に佐藤さんが沈んでいるのを発見。搬送先の病院で死亡が確認された。発見されたとき、佐藤さんは全裸だった。

4人は当初、柏署の調べに対し、川に落とした持ち物を捜すために中に入って泳いでいるうちに溺れたと説明していた。しかし、その後の調べで、佐藤さんを橋の上から川に転落させた疑いが強まったとして、柏署は小島容疑者のほか、岡田潤太容疑者(20)、渡辺真純容疑者(21)、そして、19歳の会社員少年の4人を殺人の疑いで逮捕した

当初は「日の出を見るために現場へ行ったが、佐藤さんが落とし物をしたと言って服を脱いで川に入り、突然溺れた」と説明していた。しかし、その後、4人の一部が「仲間のうち22歳の男と金のトラブルがあり、浅間橋の欄干にぶら下がらせた」「手を引きはがして川に落とした」などと話し始めた。佐藤さんは3日夜、自宅へ車で迎えに来た男らと一緒に出掛けたという。

殺人:17歳、川に落とし殺害 容疑で同僚ら4人逮捕へ 千葉・柏 - 毎日新聞より 2016/01/06 05:30)

NHKニュースによると、小島容疑者を除く3人は容疑を認め、「佐藤さんに川に落ちるか殴られるかどちらかにしろと迫ったら、みずから裸になり、橋の上からぶら下がる状態になった」などと供述しているという。

現場からは佐藤さんの財布や携帯電話は見つかっていない。柏署は、犯行の動機や経緯を捜査するとともに当初から殺害目的で川に行った可能性もあるとみて調べる

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